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情報のタイトル ストップ・ザ・地球温暖化(1) マツダ
詳細内容 [山口新聞特集]ストップ・ザ・地球温暖化
やまぐちエコ市場の挑戦(No1 マツダ)

 水素ロータリー搭載、コスト抑制、ガソリン併用化

 二酸化炭素など温室効果ガス排出の削減義務が来年1月からスタートするのを控え、バイオマス発電、エコ舗装、水素ロータリー車など地球温暖化防止につながる商品やシステムの開発、屋上緑化など企業内での省エネ・温暖化対策が活発化している。山口県が開設したリサイクル関連企業のウェブサイト「やまぐちエコ市場」に参加する企業を中心に、その取り組みを紹介する。

 いつか石油資源は枯渇する。環境に配慮したエネルギーへの過渡期を担う自動車を−と開発・実用化されたマツダの水素ロータリーエンジンを搭載したRX−8。今年で誕生40周年を迎えたロータリーエンジン(RE)の技術をベースに、環境新時代への期待が込められた車だ。全国の行政機関などで7台が使われ、1台は山口県庁がリース導入している。

 県がこの車を導入したのは昨年10月。翌11月の国民文化祭やまぐちで県民らに披露され、エコドライブや環境問題に対する県の取り組みをアピールした。その後も環境関係の各種イベントで展示・試乗などに活用。ふだんは山口市の県セミナーパークに配置し、児童・生徒の環境学習にも一役買っている。

 マツダ本社によると、水素を燃料に使った車は世界的に「水素燃料電池車」が主流だが、この車は「水素エンジン車」。燃料電池車は水素を使って発電しモーターで走るのに対して、水素エンジン車はガソリンの代わりに水素を噴射し、従来通りの工程でエンジンを回す。ほとんどの部品が従来品と共通し、コストを抑えられ、信頼性も高いなどのメリットがある。リース料は月42万円と、他社の燃料電池車の約半額の設定だ。

 同社の柏木章宏プログラム開発推進本部主査は「水素エンジン車はREだからこそ可能だった」と明かす。水素の点火に必要な最小エネルギーは、ガソリンの約10分の1。このため一般車のレシプロエンジンだと、高温のエンジン内に水素を噴射すると、プラグが放電しなくても爆発する「異常燃焼」を起こしてしまう。REはエンジン内を回転する三角形のローターのシール(頂点)で吸気室と燃焼室が仕切られ、水素噴射時に直接高温にさらされることはない。

 水素の爆発により生成されるのは水だけで、排気熱によりマフラーから水蒸気となって出てくる。環境配慮に優れた車といえるが、マツダはあえてガソリンも併用できる「デュアルフューエルシステム」を採用。走行中に水素がなくなったら、自動的にガソリンに切り替わり、手動切り替えも可能だ。

 これは水素ステーションなどインフラ整備の実情に配慮したため。水素タンクをいっぱいに充填(じゅうてん)して走行できる距離は約100キロ。水素ステーションは中国地方にマツダ本社(広島県府中町)と岩谷瓦斯(周南市)の2カ所しかなく、柏木主査は「エンジンを搭載していないモーターカーではガソリン併用は難しい。今あるインフラ(ガソリンスタンドなど)を使いながら、未来の環境エンジンとしてアピールしていきたい」という。

 県環境政策課も「各種イベントなどで活用し、環境への県民意識を高めたい」と期待を寄せる。

【マツダの会社概要】
 自動車メーカーのマツダ(本社・広島県府中町)は広島市と防府市に国内主力工場を持つ。昨年は過去最高の約49万5000台を生産。県内の工業出荷額に占める割合は12.2%(05年実績)。RE搭載車は広島市の宇品第一工場で製造。水素RE車も広島本社で開発された。昨年12月には周南市の岩谷瓦斯の水素ステーションが稼働を始めるなど、民間にも車環境に関する取り組みが広がりつつある。
関連URL

(1)山口新聞HP(別ウィンドウ)

添付ファイル
水素とガソリンを併用できるRX−8
   
 
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