やまぐちの地球温暖化対策

水素フロンティア山口

水素タウンモデル事業の実施

  1. 目的
    全国最大規模の水素副生能力を有する周南コンビナートの地域特性を活用し、地域の産学公が連携・協働して、二酸化炭素を排出しない非改質タイプ固体高分子形燃料電池コージェネレーションシステム(以下、「水素供給燃料電池」といいます。)を一般家庭に導入することにより、家庭からの二酸化炭素発生量を削減し、民生家庭部門における地球温暖化対策に資することを目的としています。
  2. 計画期間
    平成19年4月1日~平成22年3月31日
  3. 実施場所
    山口県周南市江口地内
  4. 事業主体及び実施体制
    本事業は、周南市温暖化対策地域協議会が実施主体となり、具体的な計画、運用及び評価等は、協議会の下部組織である水素タウンモデル事業推進部会が所掌します。
  5. 事業概要
    ソーダ工場の副生水素を、一般家庭に設置した水素供給燃料電池にパイプラインで供給することにより、発電・給湯を行うモデル事業を実施しています。
  6. (1) 水素パイプラインの敷設
    1. 地上配管(水素分岐配管)((株)トクヤマ徳山製造所)
      (株)トクヤマ徳山製造所のソーダプラントで副生する水素を、既設水素パイプライン(地上配管)から分岐し、敷地境界近くのバルブヤードまで送る地上配管を敷設しています。
    2. 埋設配管(水素導管)(山口合同ガス(株))
      緊急遮断弁、減圧弁を配置したバルブヤードから家庭敷地内まで、埋設した二重管で水素を輸送し、水素供給燃料電池と接続するまでの配管を敷設しています。
    (2) 水素供給燃料電池(東芝燃料電池システム(株))
    一般家庭2世帯に0.7kW水素供給燃料電池を設置しています。
    (3) 安全対策
      本計画では、水素供給燃料電池を設置する地域の住民への安心・安全を最優先とするため、次の安全対策を講じています。
    1. 水素導管には、圧力配管用炭素鋼管を使用し、溶接による接合を行いました。
    2. 埋設部分は二重管を採用しました。
    3. 二重管の内管(水素を供給する管)と外管の間に窒素ガスを封入し、その窒素ガスの圧力を常時監視することで水素漏洩を検知するシステムとしました。漏洩を検知した時は、自動的に遮断弁を閉じ、水素ガスの供給は止まります。
    4. 緊急遮断弁及び減圧弁の配管との接続部は、フランジを使用しているため水素漏洩センサーを設置し、緊急遮断弁と連動させています。
    (4) データ測定・評価
      水素供給燃料電池の基本性能(発電量、熱回収量等)を測定し、一次エネルギー削減効果や二酸化炭素削減効果等を評価します。
  7. 事業結果
    事業報告書(周南市ホームページにリンク)

水素タウンモデル事業

水素タウンモデル事業の概略図