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報道記録
報道年月日 2017/07/25
報道機関名 日本経済新聞
会員名 山口大学、(株)ミヤハラ
タイトル 肝臓再生 ロボで省力化 ◆費用3分の1 ◆他臓器も対応 ~山口大など 骨髄液培養システム~
報道記録の内容  山口大学と渋谷工業、中国地方の企業3社は全自動ロボットによる肝臓再生医療システムを開発する。肝硬変患者自身の骨髓細胞を採取して培養・投与するという再生医療で、細胞の培養作業を全自動化する。作業負担と医療コストを大幅に削減できるという。システムはほかの再生医療にも対応可能で、将来は幅広い普及を目指す。

 山口大学院医学系研究科の坂井田功教授のグループの、肝硬変で硬化した組織が自己の骨髄細胞投与により溶解するという研究に基づく。
 必要な骨髄細胞を培養するロボットシステムを渋谷工業が開発。ゴム手袋の三興化学業(広島県大竹市)が作業用手袋、機械加工のミヤハラ(山口県周南市)が細胞培地の保温装置、機器開発のデジタル・マイスター(山口市)が作業者のストレスを計測する装置をそれぞれ開発する。
 肝硬変の患者から局所麻酔で骨髄液を40ミリリットル程度採取し、3週間の間セ氏37度の環境で培養、必要な骨髄の幹細胞を得る仕組み。これを投与することで効果が得られるとしている。すでに試作機を完成させており、山ロ大で4例の投与を行い、安全性を確認した。
 骨髄液を大量に採取して患者に戻す「自己骨髓細胞投与療法」は既に有効性が認められ、2013年に厚生労働省から試験的な医療である「先進医療B」に認定された。しかし、重篤な肝硬変などでは全身麻酔ができず、骨髄液も少量しか採れない。新システムは少量でも培養でき、肝硬変の患者が広く使える治療法として開発する。
 容器をロボットがつかんで移動させるなど、培養工程と作業を自動化。作業者の負担まで考慮したシステムを目指す。従来の細胞培養は無菌化した専用センター(CPC)内で、作業者は専用のキャップやマスク、無菌肥を着けて作業していた。これを装置内のロボットで代行するため、作業者は通常の白衣程度で対応できるようになる。 CPCは設置に3億~5億円程度かかっていたがシステムの価格はこれを半分から3分の1まで引き下げる考えだ。
 また、手作業が必要な部分で操作性の高いゴム手袋などを中国地方の中小企業が製品化する。プロジェクトは山口県の次世代産業向け補助金事業に認定された。2年計画で2019年度までに臨床段階に進み、実用化する。
 坂井田教授のグループでは今後、ロポットシステムを多様な再生医療へ使えるよう応用研究を進める。

▼肝臓再生療法 山口大学医学部のグループが2003年に確立した、肝臓疾患の患者に自身の骨髄細胞を投与する治療手法。骨髄液を400ミリリットル程採取、幹細胞を分離して投与すると、病変で硬化した肝臓細胞の再生能力が回復する。
重症で全身麻酔や大量採取が難しい患者にも使えるよう、山口大大学院医学系研究科のグループが 培養骨髄細胞を用いる手法を開発。 局所麻酔で50ミリリットル以下の骨髄液を採取、その中の幹細胞を培養して使う。
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