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報道記録
報道年月日 2020/01/15
報道機関名 山口新聞
会員名 株式会社長府製作所
タイトル 年頭に聞く 長府製作所社長・種田清隆氏 オンリーワンの商品を
報道記録の内容 -業界を取り巻く環境は

一番の問題は少子高齢化だ。人口が減少し、新設住宅着工戸数は伸びず、今夏の東京五輪を境にますます減ってくるだろう。季節感が薄れてきているのも大きい。昨年は暖冬、梅雨明けの遅れでエアコンの動きが鈍かった。これからは製品の単純売りではなく、付加価値を付けてシステム全体で販売していくことを考える必要がある。各部屋にある空調機器や、給湯機器、換気扇などを一つに集約できないかという試みで、大学との共同開発で、全館空調と、そのときの排熱や空気熱を利用してお湯が作れる商品を一昨年秋に立ち上げた。

-消費者の動向は

お客様のニーズは多様化しており、工場は多品種小ロットの方向にある。メーカーにこだわらず一番安いものを求めるお客さんもかなり多い。いかに付加価値のある商品を作って、本当にいいものを適正な価格で買っていただけるようにしていくかが課題だ。

-製品構成に変化は

増えているのは空調機器で、一昨年12月決算で初めて給湯機器を上回った。給湯機器は石油が若干下がり傾向で、ガスは横ばい。電気のエコキュートは伸びている。エコキュートには使用後の風呂の熱を回収する機能もあり、効率がよく環境にも優しい。ただ給湯機器は品質が年々向上し長寿化している。住宅着工件数の問題もあって伸び続ける市場ではなくなってきた。それに対し空調機器はハウスメーカーが独自の全館空調システムを求めており、われわれも大手数社とそれぞれ共同開発して、売上を伸ばしている。

-他にも新しい動きが

今までの空調は風を流して対流で空気を循環させているが、風と音のない空調を今後やっていこうと昨年、遠赤外線の輻射を利用して部屋の温度をコントロールする寝室用パネルエアコン「眠リッチ」をあるメーカーと共同開発した。寝室に特化した形だが、今後は輻射を利用したリビング向け商品も出していく。

-製品開発で重要な点は

徹底した快適性、徹底した利便性、災害時に被害を最小限にする減災の三つで、うちにしかないオンリーワンを目指した商品作りが大きなコンセプトだ。利便性は画面の切り替えでリモコンの字が高齢者でも見えるように大きくなったり、スマホで遠隔操作できるようにしたり、夏の暑い日に遠く離れたお年寄りがエアコンを使って熱中症対策をしているか見守る機能も入れたりする。給湯、空調関連では健康や美容が今後の開発のキーワードになってくるだろう。

-地球環境への対応は

昨年は全国で台風による大きな被害が出た。われわれも石油給湯機器やガス給湯器を製造し化石燃料を使っている以上、環境対応をしっかりやっていく必要があるとつくづく感じた。製品の再生可能エネルギー化率を上げていくとともに、全社で太陽光発電をしたり、工場では化石燃料の使用を削減したりするなど、いかにCO2を抑えるか各部署が目標を立てて取り組んでいる。

-今年はどんな年に

課題を一つ一つ解決して笑って過ごせる年にしたい。営業面ではもっと新しい販路が必要であり、技術であれば再エネを利用したオンリーワンの商品をもっと作らなければならない。製造関係ではお客様の多様化したニーズに対応するためIoTやAIをもっと活用していく必要がある。
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