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報道記録
報道年月日 2020/01/26
報道機関名 朝日新聞
会員名 安原環境テクノロジー株式会社
タイトル 安原環境テクノロジー 水を浄化 魚の養殖にも貢献 酸素濃度 高める新技術
報道記録の内容 酸素を溶け込ませた水を水槽などに送り込む「酸素溶解装置」は、魚の養殖や微生物を使って水をきれいにする排水処理の現場で使われている。
柳井市の「安原環境テクノロジー」は、水に効率よく酸素を溶かすことができる新技術を開発し、水環境の改善に一役買っている。
高さ70センチ、幅50センチほどの酸素溶解装置「DO-MAX Falls」から、水がゆっくりと流れ出る。
数文後、水の酸素濃度を測る「溶存酸素計」は、酸素がほぼ飽和状態であることを示した。
「この装置ひとつで、一日に150トンの水の酸素濃度を飽和状態まで引き上げることができます」と、安原隆浩社長(50)が説明した。
安原社長によると、装置内部で水を落下させ、乱流を起こさせることで、空気中の酸素を水に効率的に溶かし込むという。
一般的に酸素供給のために使われる「エアレーション」と比べて水中に酸素が残る時間が長く、装置内の高低差を利用しているため、電気も必要ないという。
もともとは給排水の工事会社として、学校や道路での水道管敷設などを請け負ってきた。
しかし、柳井市内の公共工事に依存しているため、「このままでは将来、市場が縮小する」。
そう予測した安原社長は、8年前に父勝実さん(79)の後を継いでから、業態変更を模索した。
「DO-MAX Falls」の開発のきっかけは20代の頃にさかのぼる。
趣味のオートバイで日本一周旅行中、各地で滝を見て、「滝つぼの水はなぜ澄んでいるんだろう」と、ふと思ったことだった。
水環境に関する専門書などで調べてみると、水が勢いよく滝つぼに落ちることで水中の酸素濃度が高くなり、水質が浄化されていることが分かった。
「この仕組みを酸素溶解装置で再現できないか」。
安原社長は外部から技術者を招いて2014年から前身となる酸素溶解装置の開発を始め、18年に販売開始にこぎつけた。
県内外の養殖場などに設置されているという。
下松市栽培漁業センターも、19年秋に設置した。
センターでは半径5メートルほどの円形の水槽で900匹ほどのヒラメを養殖している。
水槽内は天然の環境と比べて過密状態のため、魚が酸欠で死ぬこともあったというが、センターの倉本悟・技術係長(55)は「設置したことで、成長が早く大きなヒラメが出荷できるようになった」と話す。
安原環境テクノロジーは昨年春、水道工事業の請負をやめ、酸素溶解装置の開発をはじめとする環境浄化事業に大きくかじを切った。
現在はベトナムのエビ養殖業者が「DO-MAX Falls」を設置するなど、海外展開にも乗り出している。
今後は水質汚染や土壌汚染といった公害問題に悩む発展途上国への出荷も検討している。
安原社長は「水環境の改善を通して、社会に貢献できる企業でありたい」と意気込んでいる。
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