10.宇部市常盤公園 ― 白鳥の湖 ― | ||
鳥相(公園・水鳥)季節(冬季) 宇部市常盤公園 | ||
概 要 常盤湖は宇部の市街地の東の外れにあり、元禄8年(1965)に造られた県内有数の人造湖である。湖畔一帯の緑は、集水率を高めるため周囲に植林したアカマツ林やタブ林が自然の状態で残ったものである。また、公園内には現在3500本の桜が植えられ、カッタ君で有名になったモモイロペリカンやコハクチョウ、ハクチョウなどが優雅に泳ぎ、遊園地も整備されて市民の憩いの場所になっている。 |
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探 鳥 常盤公園は白鳥の池として知られる常盤湖を中心に野外彫刻が点在し、遊園地や散策コースが設けられ、湖を一周しながらゆっくり野鳥観察が楽しめる。園内では、世界の白鳥7種400羽や大空を飛翔するペリカンなどの優雅な姿が湖面の風情とよく調和して、訪れる人々の心をとらえ和ませてくれる。この恵まれた環境の中で150種を越える野鳥が記録されている。 春、桜の木々の芽吹く頃、シジュウカラなどのカラ類やメジロ・ホオジロが枝先で、ウグイスが藪で美しい声でさえずる。湖面にせり出した枝にはヤマセミやカワセミが止まる。冬はオシドリ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモなどの陸ガモの他、ミコアイサ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ホシハジロ、などの海ガモたちが数多く飛来する。とりわけ白黒のミコアイサの、ぬいぐるみのような姿が例年見られるのが楽しい。 |
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