12.山陽町厚狭川河口 ― 干潟の渡り鳥 ― | ||
鳥相(水辺・カモ)季節(春・秋) 小野田市・山陽町厚狭川河口 | ||
概 要 山陽町の中央部を南北に貫いて流れる厚狭川は、河口に山陽町と小野田市にまたがる干潟が広がっている。また、近くには江汐公園があり、東に有帆川の河口が広がり、また西には木屋川、千鳥浜と続く。河口流域の水田面積が広いことなどから冬のガン・カモ、春秋のシギ・チドリの渡来地として県下有数の場所である。 |
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探 鳥 河口一帯では約20種のシギ・チドリが観察でき、種類・数とも、県下有数の飛来地となっている。川の両岸は、厚狭川橋から海まで歩くことができ、いずれも干潟と水田、溜池を観察することができる。 春秋の渡りの時期にはハマシギ、アオアシンギ、オオソリハシンギ、シュウシャクシギ、タカブシギ、キアシシギ、オバシギ、トウネン、ムナグロ、ダイゼン、コチドリ、シロチドリ、メダイチドリなどが観察できる。また、注意して見ればヒヨドリが上空を渡っていく様子も楽しめる。沖の消波ブロックなどの上にはシギ・チドリなどが休息しており、干潟が出ると一斉にえさを求めて干潟に現れるが、ハヤブサなど猛禽類がそれを襲いに来ることもある。冬にはヒドリガモ、オナガガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ウミアイサなどのカモ類、カンムリカイツブリ、ウミネコ、カモメ、セグロカモメ、ユリカモメがやって来る。水田ではタゲリ、ミヤマガラス、アトリ、の群れが見られ、ナベヅル、マナヅルも飛来したことがある。また、アオサギ、ダイザギなどのサギ類やカワセミ、ホオジロなども一年を通して見られる。 |
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