7.山口市矢原河川公園 ― ふるさとの自然 ― | ||
鳥相(水辺・カモ)季節(冬) 山口市矢原河川公園一帯 | ||
概 要 矢原河川公園は、山口市ほぼ中央を流れる椹野川中流域の河川敷に作られた公園である。園内にはクヌギやエノキなどの大木が残され、対岸の河川敷林とともに、四季をとおして野鳥たちにとっても憩いの場所となっている。 |
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探 鳥 石津橋から上流が矢原河川公園である。自転車道にそって秋穂渡瀬橋方面へ歩くと福良井堰があり、開水面が広がる。ここでは冬季、ヒドリガモ、マガモを中心にハシビロガモなど県内でよく見られる7,8種類のカモ類や、カワウ、カイツブリ、ユリカモメ、サギ類などが観察され、ミサゴがよく飛ぶ。土手にはカワセミ、セキレイ類、イソシギなどが棲み、樹木には、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミが見られる。すぐ手前の中州では、バン、カイツブリ、ホオジロ類、カワラヒワも観察できる。対岸の河川敷林側の水際や樹木は、サギ類のねぐらとして使われ、ヤマセミや、キジ、ゴイサギなども見られる。春先にはアオバトが、夏にはアオバズグが姿を見せることもある。中州や対岸のヨシ原では、ツリスガラの姿を見ることもできる。夏には数は少ないが、ササゴイ、コチドリ、イソシギ、サギ類が見られ、バン、カイツブリが中洲で繁殖している。最近カモ類は、上流の方へ分散している。 これまでに矢原河川公園を含む椹野川中流域で約160種の野鳥が観察されており、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガン、ヤツガシラ、クロトキ、オオバンなども確認されている。 |
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