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報道年月日 |
2016/06/18 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
「営業利益の増加」目標 化学メーカー3社中間計画そろう |
報道記録の内容 |
県内に主要な生産拠点を置く東ソー(周南市)トクヤマ(同)宇部興産(宇部市)の化学メーカー3社が、相次いて中期経営計画を発表した。本業のもうけを示す営業利益の増加をそろって目標に設定。3~5年の計画期間中、成長に向けて、それぞれ1千億円以上の資金を投資に振り向ける。
汎用品などの収益力高める 東ソー
東ソーは、計画最終年度となる2018年度の営業利益を850億円と、過去最高だった15年度と比べてさらに22.5%上積むとした。塩化ビニール樹脂やウレタン原料などの汎用品と、付加価値の高い機能性商品の両面で収益力を高める。
汎用品は南陽事業所(周南市)の自家発電設備の改修などで競争力を高め、営業利益を28.4%増の380億円とする。機能性商品は22.3%増の400億円。研究開発は、医療関連▽電子材料▽環境・エネルギー-の3分野を重点に挙げた。
南陽事業所で11年11月に起きた爆発、炎上事故で収益力が一時的に低下した教訓から、安全性を高める取り組みも進める。熟練運転員のノウハウ継承や、設備トラブルを防ぐための投資を進める。
3年間の投資額は1600億円で、うち300億円を企業の合併・買収(M&A)などに振り向ける。売上高は7500億円を、石油化学製品の値下がりなどを踏まえて0.5%減の微減を見込む。
技術力生かし事業再生に力 トクヤマ
トクヤマは、2014、15年度の純損益が巨額の赤字をなった教訓を踏まえ「あらたなる創業」を果たすと打ち出した。25年度に、強みのある技術を生かした先端材料では世界トップシェアを、化成品やセメントなどの汎用品では国内トップの競争力を目指す。
実現へ向けて、16年度から5年間の計画期間中に「再生の礎を築く」と掲げた。20年度に、売上高は15年度比9.1%増の3350億円、営業利益は56.5%増の360億円を目標に据える。
5年間の投資額は1160億円。うち200億円を「戦略的投資枠」として、企業のM&Aなどに振り向ける。残る960億円で設備の増設や維持更新、研究開発を進めるとした。
周南市の徳山製造所では、石炭貯蔵の効率化や廃棄物の受け入れ設備の増強を進める。当時に修繕や物流などにかかるコストを年40億円減らす。巨額赤字の要因となったマレーシアの子会社でも、収益の改善を進める。
プラント増設コストも削減 宇部興産
宇部興産は2018年度の営業利益の目標を、15年度比20・8%増の500億円に設定した。うち200億円を成長の原動力に据えた化学部門で稼ぎ出すとし、計画期間の3年間で66.7%増やす。
化学では、食品用のフィルム向けのナイロンや自動車タイヤ用の合成ゴムなど4事業を拡大事業と位置付け、プラント増設などを進める。セメントを含む建設資材や医薬など化学以外の部門は、安定した利益が得られるようコスト削減を強める。
売上高の目標は、16.9%増の7500億円。3年間の投資額は1500億円とし、うち1300億円を新規事業や設備の維持・更新に充てる。研究開発費は、450億円を見込み、電池材料などで新たな収益源を育てる。
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