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報道年月日 |
2016/07/20 |
報道機関名 |
宇部日報 |
会員名 |
山口大学 |
タイトル |
日本建築学会賞、同時受賞の快挙 山大の藤田教授と李准教授 |
報道記録の内容 |
「鋼構造リユース」と「フレッシュコンクリート」の研究
山口大大学院創成科学研究科感性デザイン工学分野の藤田正則教授(57)と、同分野の李柱国准教授(49)が、今年の日本建築学会賞(いずれも論文部門)を受賞した。国内で最も権威のある建築賞を同大から2人が受賞する快挙となった。
藤田教授の論文は「CO2排出量の削減を目指した鋼構造のリユースに関する研究」。構造物の鋼材は、鉄スクラップにして再度、製鋼して使うリサイクルシステムが確立している。しかし、溶解の過程で大量の二酸化炭素が発生する。藤田教授は、材料再生のためのCO2排出を伴わない鋼構造のリユースを提案。損傷を少なくするための丁寧な解体方法や部材の性能評価法などの基礎技術を示した。
またリユースを想定した鋼構造技術の応用例として、解体と分離が容易な、鋼材と木質材の複合構造システムを提案。耐震性を高めるために接合部に補強部材「座屈拘束ブレース」を用いている。
「今後、鋼構造のリユースの普及に向け、新しい技術開発や設計法の拡充などに取り組みたい」と述べた。
李准教授は「フレッシュコンクリートのレオロジー的性質の解明に関する一連の理論的研究」。コンクリート硬化前の性能を合理的に設計することが、施工効率を向上し、信頼性の高いコンクリート構造物を建築するのに重要だが、設計者や施工者の経験に依存しているのが実情。
李准教授は、フレッシュコンクリートの流動挙動に関する理論体系を構築し、精密に分析する数値解析モデルを考案。施工過程の数値流動シミュレーションに基づき、硬化前に合理的に性能設計できる可能性を示した。「40歳代で受賞でき、大変うれしい。家庭をはじめ多くの皆さんの支援に感謝している。この分野で世界をリードする研究者になれるよう、一層、努力したい」と述べた。 |
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