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報道記録
報道年月日 2016/07/21
報道機関名 日本経済新聞
会員名 宇部興産㈱
タイトル 航空機産業 素材に拡大 国内に新工場相次ぐ 住化、千葉で高機能樹脂
報道記録の内容 素材各社が航空機向け新材料で相次ぎ国内投資に乗り出す。住友化学は50億円を投じ千葉県に高機能樹脂(エンジニアリングプラスチック)の工場を新設し、日本カーボンは富山市で耐熱素材の繊維の量産体制を敷く。日本の航空機産業は翼や胴体など部品の製造で主要サプライヤーとなり増産の動きが相次ぐ。将来の基幹産業として期待が高まるなか、その裾野が素材にも広がる。
住友化学は炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の部品を作る際に混ぜる、特殊な樹脂の新工場を2018年3月までに千葉県市原市に建設する。材料に粘りを加えて衝撃に強くするPES(ポリエーテルサルホン)と呼ぶ高機能樹脂で、航空機向けでは同社が世界シェアの過半を握るとみられる。
航空機メーカーは燃費改善に直結する軽量素材であるCFRPの採用を増やしている。年率10パーセントを上回る需要拡大が続いており、千葉工場(千葉県市原市)で新たに年3千トンを作る体制にする。愛媛県新居浜市にある既存拠点と合わせ、生産能力は約2倍の年6150トンになる。
日本カーボンは航空機エンジンへの採用が進む耐熱素材、炭化ケイ素(SiC)繊維の量産を富山市で年内に始める。化合物を繊維状にした材料で、同エンジン大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)などと組み約60億円を投じ新工場を建設中だ。稼働すると生産能力は現在の10倍の年10トンになる。
SiC繊維はセラミックと焼き固めて複合材に仕上げ、最高1900度の熱に耐えるエンジン部品として使う。現在主流のニッケル合金と比べて重量が3分の1、強度が2倍。航空機の燃費改善に大きく貢献するとみて、米GEの合弁会社が最新エンジンへの採用を決めた。
宇部興産も25年までにSiC繊維の売り上げ規模を年50億円に増やす計画だ。山口県宇部市の工場で順次、増産体制を整える。
航空機向け新素材としていち早く注目されたCFRPでは、東レが約30億円を投じ14年末に石川工場(石川県能美市)でシート状の炭素繊維の生産能力を2倍に引き上げた。航空機メーカー大手の米ボーイング向けが中心だったが、16年6月には欧エアバス向けに骨格など「1次構造材」への供給を始めており新素材の採用先が広がっている。
素材各社が航空機向け新材料に注力するのは、他の産業と比べ性能への要求水準が高く、日本企業の素材技術を生かしやすい背景がある。
主力の自動車向けと比べると供給量は少ないが、格安航空会社(LCC)の成長などで世界需要は堅調だ。米ボーイングや欧州エアバスの航空機メーカー大手も燃費改善につながる軽量素材などの採用率を高めた機体を量産する。
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