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報道年月日 |
2016/07/13 |
報道機関名 |
環境新聞 |
会員名 |
中特ホールディングス |
タイトル |
廃棄物処理業界の人材確保・育成を目指して 中特グループの取り組み |
報道記録の内容 |
自の単位制講座「中特アカデミー」開催
「環境人づくり企業大賞」の環境大臣賞を受賞
山口県周南市で廃棄物処理・リサイクルに取り組む中特グループは「私たちは生活環境革命で人々を幸せにします」をスローガンに掲げ、地域社会に強く必要とされる企業となることを目指してさまざまな事業に取り組んでいる。人材育成はそのための基盤と位置づけ、独自の教育制度などを導入している。昨年夏からは各事業部門の担当者が講師を務め、講師・受講者の社員双方の学びの場となる「中特アカデミー」を開講。これが高い評価を受け、環境省などが主催する「環境人づくり企業大賞2015」の環境大臣賞(中小企業区分)を受賞した。今後も「快適環境創造企業」を目指して積極的に人材育成に取り組み、会社員のレベルアップを図っていく考えだ。
グループの本部機能を担う中特ホールディングスの橋本ふくみ社長は、「『トヨタ』といえば自動車だと誰でも分かる。当社も『中特』といえば『廃棄物処理・リサイクルの会社』だと皆に分かってもらえるようになることを目標に取り組んできた。ようやく地域内では社名や事業内容が浸透してきた」と話す。地域に認知され必要とされる企業になるための基礎となるのが「人材」だととらえ、早くから人材の確保・育成には力を入れてきた。
「人材育成には時間とお金がかかる。その時間を営業活動に当てれば目先の収益は上がるかもしれないが、人材育成は目先のことではなく5年、10年あるいは100年先の将来を見据えて取り組むもの」というのが橋本社長の考えだ。そして、ここ数年特に人材育成に力を入れてきたのは「風土を変えたい」という理由からだ。「新しく入ってきた社員が勉強するのは当たり前なのだと思うような社風を作っていきたい」とする。1人ひとりがレベルアップすることで、企業としても成長していくことを目指している。
今期(昨年8月~今年7月)から新たに社員の自己成長プログラムとして、グループ全社員が対象の単位制講座「中特アカデミー」を開講した。環境関連企業の社員としての人間性向上にまで踏み込んだ教育を行っていることや、社員が企画と講師を担当し受講側・講師側の双方から学びが深められることなどが評価され、「環境人づくり企業大賞」の環境大臣賞を受賞した。
初年度は全社員が7単位の取得を目指すこととした。必須科目4、選択科目3の7時間を1年間の間に受講する。必須科目は理念教育、管理体系の仕組み、社内規定、SBT(スーパーブレイントレーニング)といった内容で、選択科目は各部署のリーダークラスが自部署の事業について説明する形式とした。「グループでさまざまな事業を行っているので、他部署のことについては十分理解していない社員もいる。お互いの業務を理解し合うことがグループのチームワーク強化にもつながる」とする。
社員の反応については、「業務をやりくりして参加しなければならないが、不平不満が出ることもなく社員が積極的に取り組んでいる」という。「これまでさまざまな研修や社会貢献活動などを行ってきたことで、ある程度受け入れやすい土壌はできていたのかもしれない」とみる。
来期については12単位に増やす計画だ。「現在事業計画の見直しを行っており、その内容を私の口から直接説明する講座などを追加していく」考え。「すでに各講座の予定を年間スケジュールに組み込んでおり、それを社員にあらかじめ伝えて仕事との調整を図ってもらう」ことにしている。
橋本社長は「社員には時間をうまく調節できるようになって、ワーク・ライフ・バランスを大事にしてほしい」とする。「仕事の時間中は仕事人間で良いが、遅くまで残業したり休みの日にまで出てくることはできるだけしてほしくない。仕事の時間以外は家族と過ごしたり趣味を楽しむなど、メリハリをつけてほしい」と、可能な限り残業を減らし、周りがカバーし合うことで社員が休みを取りやすいような環境づくりを目指している。
「仕事だけでは人生は充実しないと思う。計画的に行動することで時間に余裕ができるので、それを仕事以外のことに当ててほしい」と、仕事面だけでなく社員の人生の充実を目指した育成に取り組んでいく考えだ。 |
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