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報道記録
報道年月日 2016/09/05
報道機関名 循環経済新聞
会員名 やまぐちエコ市場
タイトル 森林系チップ使用が増加 木質バイオマスも影響か エネルギー向けチップ使用量を公表 林野庁
報道記録の内容 林野庁は8月24日、「木質バイオマスエネルギー利用動向調査」のうち、2015年にエネルギーとして利用された木材チップの量(速報)を公表し、全体で719万トン、このうち間伐材・林地残材等に由来するものは、123万トンとなったことを明らかにした。このうち、「間伐材・林地残材等」に由来する木材チップは、123万トン、「製材等残材」に由来する木材チップは、152万トン、「建設資材廃棄物」に由来する木材チップは、431万トンとなった。
特に間伐材、林地残材など森林由来の木材チップについては14年の使用量が72万7703トンに対し、15年は123万1358トンとなり、大幅に増加している。県別の使用量も公表されており、特に顕著な増加が見られる地域は宮崎県で、14年は3万1843トンだったが15年は472パーセント増の18万2202トンとなった。また鹿児島県は14年が5480トンだったが15年は728パーセント増の4万5394トンとなった。北日本においても、北海道は14年に2万4998トンだったのに対し、188・2パーセント増の7万2048トンとなったほか、青森県では60トンの使用量が6875トンとなり大きく使用量の增加が見られた。使用量の大きな増加のみられる地域では木質バイオマス発電所が稼働している地域が多いという傾向があるようにも見えるが、関係性が明確になるにはより詳細なデータが必要となる。林野庁は使用先の事業所の概要、設備の利用動向、公的補助の活用状况について、今年12月に公表するとしている。

2015年にエネルギーとして利用された木材チップの量(速報) (単位:絶乾トン)

利用した木材チップの由来

間伐材・林地残材等       1,231,358
製材等残材           1,524,377
建設資材廃棄物(解体材、廃材)   4,314,528
輸入されたチップ             0
輸入丸太を用いて国内で製造       0
上記以外の木材(剪定枝等)     116,792
 
合計               7,187,055
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