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報道記録
報道年月日 2009/03/15
報道機関名 毎日新聞
会員名 宇部興産
タイトル 宇部・大人の社会見学 産業観光バスツアー
報道記録の内容 アンテナ便り
宇部・大人の社会見学
産業観光バスツアー

 炭鉱などで栄えた山口県の宇部地域では、翁とよばれる先人たちが、地元の資源を使って産業を興し、街をつくってきました。その延長線上にある今を魅せる産業観光を紹介します。
【宇部観光コンベンション協会 谷山三郎】

 山口県南西部に位置する工業の街、宇部・美祢・山陽小野田市は、この地域ならではの特性を生かして「CSR(企業の社会的責任)がまちを創る」をコンセプトに、産業観光バスツアーを行っています。

 単なる工場見学ではなく「資源をどう活かす・セメントの道」「海底炭田のまち宇部」「食を担う者の誇りと責任・美祢」「窯のまち小野田」など各コースにストーリー性を持たせ、企業OBや郷土史家らでつくる「産業観光エスコーター」が、実体験や文献資料などに基づく豊富な話題で、観光客を物語の世界に誘います。

 宇部興産伊佐セメント工場では、直径2.7メートルのタイヤを持つ大型ダンプカーや、長さ約30メートル、積載量80トンのダブルストレーラーが頻繁に行き交います。工場内を過ぎると、ローマのコロッセウムを想わせる石灰岩鉱山が出現。バス車内のあちこちから歓声が上がります。展望台からは、工場の大型車両が豆粒のように見えます。

 工場見学の後は、「宇部興産専用道路」をバスで走り抜けます。全長約30キロの日本一の私道で、通行証がないと進入できません。車内で宇部興産OBの産業観光エスコーターから、道路や企業などにまつわる話を聞きながら、大型トレーラーの整備場に到着。運転席への乗車体験を行った後、長さ1キロ超、斜度6%の興産大橋を通過します。

 昔、海底炭田だった広大な埋立地の工場群や、国内最大級のコールセンター、8万トン級の大型船が接岸可能な専用ふ頭を眺めながら、最後は、宇部興産110周年記念で造られた「UBE-i-Plaza」へ。ここでは、同社の歴史や製品・技術がわかりやすく紹介されています。

 宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会は、今年も5月から12月まで約50回、日帰り昼食付きのバスツアーを実施する予定です。ガラス細工や石炭アクセサリー、ちくわづくり体験や、老舗酒蔵・ワイナリーでの試飲、菓子工場での試食などを盛り込み、バラエティに富んだコースを用意しています。ぜひご参加ください。詳細が決まり次第、専用HPに掲載します。
(http://www.csr-tourism.jp/)
問い合わせは、宇部観光コンベンション協会
(0836・34・2050)。
関連URL

(1)産業観光ガイドHP(別ウィンドウ)

 
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