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報道記録
報道年月日 2009/04/23
報道機関名 中国新聞
会員名 中国電力
タイトル メガソーラーを中電が建設へ 瀬戸内沿岸で検討
報道記録の内容  中国電力は二〇二〇年度までに、中国地方で初となる大規模太陽光発電設備(メガソーラー)を建設する。

 敷地の総面積はマツダスタジアム(新広島市民球場)のグラウンド十六個分に相当する。

 中電は既存の発電を補完するクリーンエネルギーの実用化に力を入れる。

 計画では、約二十万平方メートルの敷地に太陽光パネルを敷き詰める。

 日照量が多い瀬戸内海沿岸を中心に同社の所有地数カ所が候補に上っており、大野研修所跡地(廿日市市)などを検討中とみられる。

 発電出力は一万キロワット級、年間発電量は約一千万キロワット時で、約二千八百世帯分の電気を供給する。

 投資額は約百億円を見込む。

 中電は二酸化炭素(CO2)の排出削減が課題となっており、メガソーラーの稼働で年約五千トンのCO2が削減できるという。

 中電は「火力、水力、原子力を電源の中心とする方針は変わらないが、補完するクリーンエネルギーの導入を進める」としている。

 メガソーラーに対する地域の関心も高まっており、広島県は二十二日、広島市中区でメガソーラーの誘致を目指す研究会の初会合を開いた。

 中国経済産業局、県などの九人で構成し、一年をかけて候補地を調査する。

 メガソーラーは、国内では大企業や独立行政法人などが既に九カ所に設置。

 電力十社のうち七社がこれまでに十一カ所の設置計画を発表している。

▽メガソーラー 
 
 発電出力1000キロワット以上の太陽光発電設備。

 発電時にCO2を排出しないため、地球温暖化防止を目指す国が電力会社などに導入を促している。

 設置には広い敷地が必要で、太陽光パネルのコストが高く、天候によって出力が安定しないなどの課題もある。
関連URL

(1)中国新聞HP(別ウィンドウ)

(2)中国電力HP(別ウィンドウ)

 
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