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報道年月日 |
2016/12/27 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
マツダ㈱防府工場 |
タイトル |
小型車減税で販売増 接客に工夫 改良車投入へ 中国事業の現状と今後は マツダ 渡部宣彦執行役員 |
報道記録の内容 |
世界最大の自動車市場である中国で、マツダが好調な販売を維持している。今年の現地の年間販売目標24万台を1カ月前倒しで達成し、過去最高のペースだ。しかし、来年から縮小される小型車への減税措置や、環境規制の強化、景気減速など課題も多い。現地法人のトップを務める渡部宣彦執行役員に、中国事業の現状と今後の戦略について聞いた。 (堀晋也)
―中国での販売が好調な要因は何ですか。
中国政府の減税措置が大きい。今月末まで排気量1600cc以下の小型車、マツダでいうと主力車種アクセラについて、購入時の税金が半減されている。11月の販売台数は単月で6年ぶりに3万台を超えた。景気減速と言われるが、それでも高い成長率を維持しており、自動車市場全体での販売も、2015年の2400万台から、今年は2800万台に届く勢いだ。
購買意欲の高まりは、減税対象外の車にも良い影響だ。小型車を買おうと店舗を訪れた人が、別の車種に気変わりする。その傾向は、中国だけで売るスポーツタイプ多目的車(SUV)CX-4など、需要が増すSUVで目立つ。CX-4は、デザインと走行性能が評価され、1980年代以降に生まれた新しい価値観の若者に人気だ。
―減税措置も来年から縮小され、いずれ終了すると見込まれます。影響や対策は。
当然反動が出て、マイナスになる。今後、業界で激化が予想される価格競争では、マツダが生き残る道はない。中国は口コミの力が強く、良い商品は長く愛される。商品の良さを理解してもらう接客と、点検や修理で満足度を高め、値引きを抑えた販売を続ける。全面改良したCX-5も来年投入する予定で大いに期待している。マツダのシェアは1パーセント程度だが、存在感を強める。
―環境規制にはどう対応していきますか。
製造面では、南京市の合弁工場に独自の水性塗装技術「アクアテック塗装」を導入した。油性塗料に多く含まれる揮発性有機化合物の排出削減につなげる。商品の面では、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を順次中国にも入れていきたい。中国政府がEVなどを一定に販売することを義務付けようとする動きがあり、将来的にはビジネスができなくなるからだ。
―ディーゼルエンジン(DE)車の投入地域を世界で広げていますが、中国での可能性は。
市場を見ながら判断するが、今の状況では難しい。軽油の質があまり良くないことと、ガソリンとの価格差がないからだ。さらに一部の地域では冬場に工業用の燃料として軽油を使うため、ガソリンスタンドでの供給が困難になり、DE車普及には課題も多い。 |
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