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報道年月日 |
2017/01/21 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
ダイキョーニシカワ㈱ |
タイトル |
EV軽量化へ開発強化 機能高め市場をリード 車用の樹脂部品 今後の戦略は |
報道記録の内容 |
ダイキョーニシカワ 内田成明社長
地場最大手の自動車部品メーカー、ダイキョーニシカワ(広島県坂町)が、主力の樹脂部品の研究開発に力を入れている。主要取引先のマツダをはじめ、自動車メーカーが電気自動車(EV)などの開発を進める中、新たな部品や素材の提案を狙う。内田成明社長(59)に今後の展望や戦略を聞いた。(堀晋也)
―樹脂部品メー力ーとして、EV化の動きをどう受け止めていますか。
マイナス要因の方が少ない。ガソリン車を含め、軽量化はどの車にも求められる。EVは特に重くなりがちなので、比較的軽い樹脂部品が多く使われる可能性は十分ある。バッテリー関連などEVならではの新しい部品も必要になる。いち早く開発を進める。
―2016年度の研究開発費を32億円と前年度より4億円上積んだ理由もそこにありますか。
投資はためらうと手遅れになる。EV化という新しい動きに樹脂部品をどれだけ提案できるかは重要だ。業界で広がる電子制御の分野でも新たな価値を提供するため、人材育成が必要になる。
もう一つ、素材の開発も進める。ガラス繊維や炭素繊維を加えるなど、未知の樹脂の可能性はまだまだある。強度や耐熱性、騒音や振動を防ぐ機能が求められている。機能性の高い素材を開発し素早く量産すれば、市場をリードできる。コスト競争に巻き込まれず、利益率も高まる。
―部品の樹脂化は自動車の多くの領域で進んでいます。
特にガソリン車のエンジンや変速機の周辺に「宝」が多い。エンジンオイルを吸い上げて異物を取り除く「オイルストレーナー」を金属から置き換え、業界首位になった。こんな製品を次々と開発できればいい。軽自動車では、後部トランクのドアなど外装にもわれわれの樹脂が採用され始めた。当然挑戦していく分野だ。
―部品業界の先行きをどう見ていますか。
自動車メーカーが生産拠点を海外に増やしており、今後、国内の市場は縮まざるを得ない。欧州の景気や、新大統領の下での米国の貿易体制など、世界で事業のリスクは多く、先行きは読みにくい。柔軟に対応できるよう、ものづくりの力を高め、蓄えていく。
≪略歴≫山口大工学部卒。80年、東洋工業(現マツダ)入社。オートアライアンス・インターナショナル副社長、トーヨーエイテック副社長、マツダ執行役員防府工場長などを経て15年4月にダイキョーニシカワ副社長執行役員。同6月から現職。字部市出身。 |
関連URL |
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