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報道年月日 |
2017/01/23 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
共英製鋼㈱山口事業所 |
タイトル |
廃棄物ビジネス新戦略 電炉で感染性処理の発想 |
報道記録の内容 |
日本の産業構造も近年、大きく変化してきた。生活を豊かにしてきた電気機械の工場が減少し、生活雑品や医薬品、小売業、ホテルなどの宿泊業などは堅調だ。処理業界にも国際化に向けた変化の波が襲っている。内装解体の増加もあり、震災後の建設系の処理も増えている。異業種からの感染性処理や古紙のバイオエタノール化など廃棄物ビジネスの新戦略を探ってみたい。
日本初の電炉で感染性処理
異業種との協力で新規のビジネスを生み出した事業者もある。
共英メソナ(大阪市西淀川区)は、共英製鋼とともに日本で初めて、製鋼用電気炉を医療系廃棄物処理に活用した。この方式は、国内はもとより、台湾にも広がっている。
電気炉は、高圧電流が生み出す3000~7000度Cのアーク熱を使い、大量の鉄スクラップを短時間で溶融して「鋼」にする。このアーク熱を有効利用するという発想からスタートした。
処理の難しい感染性廃棄物を安全に無害化する処理方法を「メスキュード」システムとして共英製鋼グループが確立した。病院や医療機関で発生する注射針や検査機材、薬剤容器などを専用の金属容器「メスキュードボックス」に密封して、容器ごと電気炉に入れる。金属製の容器のため、溶融して原料になる。これがベースとなった。
処理過程で発生する鉄成分は再び製鋼原料に、鉄以外の成分は土木工事用の再生砕石として活用する仕組みを作った。
回収・運搬から処理までを一貫してシステム化した医療廃棄物処理のビジネスモデルは「メスキュード」と名付けられ特許も取得、全国の代理店ネットワークとともに実績を積み重ねてきた。
メスキュードの強味は「完全無害化溶融処理」だ。これは、電気炉という製鋼用の設備を活用し、数千度Cの熱で廃棄物を完全に溶融できるため。地域的には兵庫県以東を共英メソナ、以西は、共英製鋼(山口県山陽小野田市)、東北方面は、青森の提携製鋼用電気炉工場が担当する。各県の特約店が収集運搬業務を担う。これまで、北海道は、JRコンテナを活用した運搬を08年11月から始めた。南は沖縄県まで全国をカバーする体制も整った。
医療廃棄物は、すべてドラム缶に密封した状態で専用コンテナに装填して運ぶ。安全面と環境配慮を両立させた。医療廃棄物の運搬にJRコンテナを利用するのも国内初で、現在も他に類を見ない。 |
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