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報道年月日	2007/07/17
報道機関名	テレビ東京
会員名	マツダ・トクヤマ
タイトル	水素社会は実現可能なのか
報道記録の内容	７月１７日のテレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトの報道で、エコ市場の事業化の取組である水素自動車や水素タウンモデル事業などが「水素社会は実現可能なのか」として紹介されました。　【番組の概要】 ○番組名　ワールドビジネスサテライト（ＷＢＳ） ○内容　「水素社会」は、実現可能なのか。ＢＭＷの量産型水素自動車を取材。一方「水素の街」を目指す山口県周南市の狙いを探る。 ○放送時間帯　平成１９年７月１７日（火）　２３：０５〜２３：１５ ○系列局：６局　テレビ東京(TX) 　テレビ大阪(TVO) 　テレビ愛知(TVA) 　テレビせとうち(TVS) 　テレビ北海道(TVh) 　ﾃｨｰ･ｳﾞｨｰ･ｷｭｰ九州放送(TVQ) ※山口県内ではＴＶＱが視聴可能です【内容】水素ステーションに入ってきたのは、ＢＭＷの次世代モデル。第６世代の水素エンジン車です。いわゆるプロトタイプではなく、世界で初めて量産化を図りました。今週末から一般向けにも試乗会を開催し、水素テクノロジーが実用段階に入ったことをアピールする狙いです。「水素は究極の燃料。その究極の燃料を使える技術を作っておかないと･･･」（山根健　ゼネラルマネジャー／ＢＭＷジャパン）走行距離は水素タンク満タンでおよそ200ｋｍ。水素を供給できる場所が少ないことから、燃料はガソリンとの併用です。すでに水素だけでさらに長距離を走れる次世代エンジンも実用段階にあるといいます。「現実に走れる車を示すことで、インフラも育っていく」（山根健　ゼネラルマネジャー／ＢＭＷジャパン）マツダはすでに去年２月から、水素でもガソリンでも走れる水素ロータリーエンジン車のリース販売を始めています。水素社会は、身近なところで広がりをみせようとしています。山口・周南市―― そのうちの１台を去年、マツダからリースで手に入れたのが山口県。県内で唯一の水素エンジン車だ。「次世代型の低公害車として、普及啓もうに動くものを見てもらう」（櫻井晋次郎　主任／山口県環境政策課）　山口県が水素エンジン車に関心を持つには、深いわけがある。燃料の水素が、この町で作られているのだ。「裏の工場で副生水素が作られる」（櫻井晋次郎　主任／山口県環境政策課）この町の主力産業のひとつ、工業用のソーダ生産。苛性ソーダは、薬品の原料として用途が広い物質だ。ソーダを作る工程で大量の水素が発生するが、かつては空中に放出していた。「発電所で使うようになったし、有効利用しようと」（大城戸始　課長／トクヤマ）副産物として出る水素を、地域の暮らしに役立てる狙いではじめたのが、水素タウンモデル事業。およそ300メートルのパイプラインを通じて一般家庭２軒に水素を送る。「水素供給燃料電池」（櫻井晋次郎　主任／山口県環境政策課）この実証実験では、１基1,000万円以上する燃料電池を一般家庭に設置。発電と給湯をする。設備は高額だが、光熱費は確かに安くなったという。「電気代が約半分になった。今後は家庭で使う８割の電力ができたら」（櫻井晋次郎　主任／山口県環境政策課）地元で生まれたエネルギーを地元で活用する。その取り組みは、まだ始まったばかりだ。「副産物として出た水素を有効に使う技術を生徒に指導する」（中村宏昭　教諭／山口県立南陽工業高校）「全部、水素に頼るのではない。地域の水素を活用する」（櫻井晋次郎　主任／山口県環境政策課）薪から石炭、石油、そして天然ガスへと、次々とエネルギーを乗り換えてきた人類。水素社会の到来は、何をもたらすのでしょうか。「水素は何からでも作れる特長がある。風力や太陽光エネルギー、バイオマスエネルギーなど、地域のエネルギー資源で水素を作る可能性が出てくる」（金田武司　事務局長／日本水素エネルギー産業会議）
関連URL	(1)テレビ東京のＨＰ(別ウィンドウ)

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