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報道記録
報道年月日 2017/03/06
報道機関名 循環経済新聞
会員名 アミタホールディングス㈱
タイトル 16年度決算説明会を開催 若手起用で改革を加速 アミタホールディングス
報道記録の内容 処理大手のアミタホールディングスは2月24日、2016年12月期決算説明会を開催した。京都本社と東京本社をネット回線でつなぎ、2会場で同時開催。決算説明の他、来期の事業推進方針、長期的ビジョンについても説明した。15年から開始した業態改革を進めるとともに、海外事業、地域デザイン事業に注力することで、事業採算性の向上を目指す。
説明によれば、同期売上高は47億2900万円(前年対比1億7100万円増)。営業利益7700万円(同6900億円増)、経常利益5300万円(同6400万円増)となった。売上は海外事業の遅れなどが要因で当初予想よりやや減少したものの、利益は前期から大幅に改善した。
既存事業のリサイクルサービスは堅調で、コンサルティング関連の受注が増加。東京オリンピックに向け、FSCやASCなどの環境認証サービスの引き合いも強いという。また、南三陸で展開する地域デザイン事業が順調に推移しており、中核となるメタン発酵施設「南三陸Bio」も好評とした。一方、新事業の持続可能経営の支援サービス「サステナブルステージ」、台湾をはじめとする海外事業は、立ち上げ期であることも含めて利益貢献度は低く、これからの課題に挙げた。
来期の事業方針としては、「価値創出にこだわり、事業採算性を向上させる」をテーマとした。▽収益改善に向けた組織体制の変更▽統合営業スタイルへの転換を加速▽海外事業の積極展開▽地域デザイン事業の収益力向上――の4点を重点方針に掲げる。特に組織体制の変更では、部課長クラスの平均年齢を40歳に下げ、若手による事業イノべーションを加速させるという。
最後に、同社熊野英介会長が長期ビジョンについて説明。日本は世界に先駆けて社会的な課題が表出した″課題先進国〟であるとの観点から、これらの課題を解決することが企業価値を高めるとし、持続可能性への貢献をより深めていくとした。
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