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報道記録
報道年月日 2017/04/07
報道機関名 日本経済新聞
会員名 ㈱ミヤハラ
タイトル 膵臓 新手術法向け器具 ミヤハラ・JMS、山口大と開発
報道記録の内容 精密加工のミヤハラ(山口県周南市)と医療機器のジェイ・エム・エス(JMS)は山口大学医学部と膵(すい)管の新手術法で使う器具を開発した。膵臓手術で直径数ミリの膵管を胃などに引っ付ける物合(ふんごう) の際の補助具となる。山口大の新手術法は吻合不全が起きにくいとして注目されている。ミヤハラはこれを機に医療器分野を事業化する。
川崎医科大学付属病院(岡山県倉敷市)の上野富雄教授が山口大大学院医学系研究科時代に開発した、消化器の外科手術に用いる新吻合術の専用補助具を開発した。「JMSインナーシェアーエース」はステンレスのピンセット部の先端にポリプロピレン樹脂の先端部を接合している。
がんなどで膵臓を切除する外科手術では、患部を除去した後に直径1~数ミリメートルの膵管を胃や腸などの消化管に縫い付けて吻合する。この際に吻合不全が起きると感染症などを引き起こすため、高度な技術が必要だった。
新吻合法では補助具のハンドルで膵管を開き、膵管と補助具の先端の間を貫くように縫合糸を通す。補助具で糸をつかんでそのまま引き出し、糸を消化管に縫い付ける仕組みだ。膵管に確実に糸を固定でき、吻合不全が起きにくいという。
補助具は重心や重量、操作性に配慮。形状は手術時の視野を妨げないようにし、先端部は臓器を傷つけず操作できる。糸を確実に保持できるよう素材や形状を変更するなど研究、試作を重ねた。ミヤハラとJMSが製造する。2015年から山ロ県のやまぐち産業戦略研究開発等補助金を受けて開発してきた。
補助具は使い捨てで標準価格は3万円。ミヤハラでは初年度3千本の生産を計画する。新吻合法は現在山口大付属病院で臨床研究が進められているが、他の消化器手術にも対応でき、普及に伴って生産は数万本規模に拡大すると見込む。
同社は精密機器加工と機器の設計が主体でキャノンのデジタルカメラの駆動部品を製造。しかしコンパクト型を中心に需要が減少していた。医療機器では既に大学などと共同で手術用具や機器開発を進めており、「新事業として経営の柱に育成したい」(松原忠彦社長) としている。まずは売り上げ1割程度を目指す。同社の売上高は、16年6月期が11億7千万円。
また、この新吻合法に習熟するためのトレーニングキット「スイング・ディスク・トレーナー」を食品機械のヤナギヤ(山口県宇部市)が山口大、 JMSと開発した。樹脂製の箱を体内と見立て、臓器模型で練習する。手の動きが制限される腹や胸の中の切開、縫合、吻合が練習できる。
▼膵臓(すいぞう)手術 膵臓に発生したがんや腫瘍は外科手術で取り除くことが多い。膵臓は膵液やインスリンの分泌を担うため、できるだけ残すことが望ましいとされる。症状によって膵臓の頭部、体部、尾部を切除する方法がある。
十二指腸と接する膵臓頭部を切除した場合は、膵管を胃や小腸に接合する再建術が必要になる。直径数ミリメートル程度の膵管を吻合する手術は技術的に難しく、症例の4分の1程度は膵液漏れが起き、半分近くに合併症が発生するという統計もあり、より安全な手法が模索されている。
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