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報道年月日 |
2017/04/14 |
報道機関名 |
朝日新聞 |
会員名 |
武田薬品工業㈱光工場 |
タイトル |
武田薬品・長谷川会長退任へ 相談役就任「現社長の経営、軌道に」 |
報道記録の内容 |
武田薬品工業13日、長谷川閑史会長(70)が6月下旬の株主総会で退任し、相談役に就くと発表した。後任の会長は当面置かない。退任は本人の意向で、「クリストフ・ウェバー社長による経営が軌道に乗ったため」(同社)という。経営のグローバル化を進め、財界では経済同友会代表幹事として存在感を示した。
長谷川氏は2003年、創業家出身の武田国男氏を引き継いで社長に就任。「世界に取り残されないため、グローバル化が最良の戦略」と海外市場の開拓に注力した米医薬品べンチャーのミレニアムを9千億円で、スイスの医薬品メーカーのナイコメッドを1、1兆円で買収するなど、規模拡大を進めた。
海外の製薬会社からスカウトした人材を主要部門の責任者とし、14年にはフランス人で英製薬大手グラクソ・スミスクライン出身のウェバー氏に社長の席を譲った。
武田薬品の売上高は、長谷川氏が社長に就いた03年度の1、1兆円から、15年度には1、8兆円に拡大した。ただ、営業利益は同期間に約3700億円から約1300億円に減った。長谷川氏が敷いたグローバル化路線が実を結ぶかは今後の課題となる。
財界活動では、11年から15年まで、経済同友会代表幹事を務めた。政府の産業競争力会議の民間議員としても活動した。 |
関連URL |
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