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報道年月日 |
2017/04/18 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
やまぐちエコ市場事務局 |
タイトル |
ウォラストナイトで多孔体 県産業技術センター・細谷夏樹専門研究員 |
報道記録の内容 |
水処理用のフィルターや自動車向けの排ガスフィルターなど広く活用されるセラミックス多孔体。一般的な主原料はアルミナだが、安価で製造時に環境負荷が少ないウォラストナイト鉱石を活用し、高性能な多孔体の開発推進に取り組む。
多孔体は微細な穴が無数に空いたもので、細菌類などを除去して水をろ過したり、排ガスに含まれるすすを分離したりできる。簡単に必要物資を分離できるのが利点だが、アルミナはアルカリ性に耐性が弱く、重いという課題があった。
県産業技術センター(宇部市)の細谷夏樹専門研究員(36)が着目したのは天然鉱石の一つで、県内の美祢市や阿東町に存在記録が残るウォラストナイト。元々セラミックスの副原料などに使われていたが「安価で資源が豊富。主原料にできないか」 と思い立った。もし実用化できれば、耐アルカリ性に強く軽量化できるうえ、アルミナの製造時に発生する有毒廃棄物が出ないなどの優位性があるという。
具体的には水処理用の分離膜や散気材などの開発に活用することを想定。 研究では萩市の企業2社の協力を得ており、5年以内の実用化を見込む。
「県内で実際に産出が確認できれば、将来的には原料の採掘から製造まで一貫して県内で行える期特がある」と細谷氏。セメント産業のような、地域に根差した新たな産業の誕生に大きな可能性を見いだしている。 |
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