|
 |
|
売ります・買います・ 提供・受入・融資します情報 | イベント情報 | 環境法令情報等 | 掲示板 | 会員限定情報 |
 |
 |
 |
 |
 |
報道年月日 |
2017/05/18 |
報道機関名 |
朝日新聞 |
会員名 |
山口県産業技術センター |
タイトル |
商品開発地域の頭脳 各県の研究機関 中小企業を支援 |
報道記録の内容 |
「企業の皆さまの研究室です」――。鳥取県産業技術センターが掲げるキャッチフレーズだ。高価な計測機器に高い知識と技能を持ち合わせた研究者。大企業のように自前の研究施設をつくり、巨額の開発費を投じることが難しい中小企業にとって、各県が設けている工業系の研究機関は商品開発に欠かせない存在だ。中国地方のこうした機関の活躍ぶりを紹介する。
大型連休明けの月曜日の午後、宇部市にある県産業技術センターの玄関に、掘りたてのタケノコを荷台に満載した軽ワゴン車が到着した。
屋根や壁面が緩やかな弧を描く、ガラスを多用したモダンな建物には不似合いな、土にまみれた届け物。受け取り主は、産業技術センターの専門研究員、種場理絵さん(32)だ。企業支援部の食品技術グループに所属し、宇部市近郊でとれるタケノコの成分分析を手がけている。
分析を依頼したのは、タケノコのブランド化を目指す「山口うべ竹エコシステム協議会」。メンバーの藤田淑子さん(50)は、「私たちからの素人っぽい問いかけにきちんと応え、解決策を親身になって一緒に考えてくれる」と、研究員たちに信頼を寄せる。
生のタケノコのえぐみは、とれたての時は少なく、古くなると増えるとされる。それがデータで立証されれば、とれたての新鮮さをアピールして、遠方の産地に対抗する販売戰略を立てるのに役立つのでは――。こんな課題に応じて、種場さんらは現在、えぐみの原因とされる二つの物質の量の時間変化に注目した分析に取り組んでいる。
タケノコ味を数値化/オリーブの葉を活用
えぐみの分析に使うものとは別だが、3年前に産業技術センターに導入された自慢の機器が「味認識装置」だ。口に含んだ瞬間の味=先味と、のみ込み終わってからやってくる後味について、酸味や渋み、苦み、うまみなどの違いを検体ごとに数値化して示し、互いに比較することができるという。
種場さんは「ちょっとはやりの装置です。使いこなして、地元のために役立つ研究を進めていきたい」と話した。 |
関連URL |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
 |
|