|
 |
|
売ります・買います・ 提供・受入・融資します情報 | イベント情報 | 環境法令情報等 | 掲示板 | 会員限定情報 |
 |
 |
 |
 |
 |
報道年月日 |
2017/06/05 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
山口エコテック㈱ |
タイトル |
山口県内の都市ごみ焼却灰を受託 飛灰も含めセメント原料化 |
報道記録の内容 |
トクヤマ、宇部興産が共同出資して設立した山口エコテック(山ロ県周南市)は、山口県のゼロエミッション推進事業の一環として、県内都市ごみ焼却灰のセメント原料化を実施している。主灰は異物除去、飛灰はハーゲンマイヤー炉での前処理を行ったうえで水洗浄・脱水し、セメント原料化するもので、飛灰にも対応できるのが特徴だ。県内自治体の清掃工場から出る焼却主灰・飛灰のリサイクルによって、県内における最終処分量の削減に貢献する。
同事業は山口ゼロエミッション推進協議会が策定した「やまぐちエコタウン基本構想」における中核プロジェクトの一つに位置付けられており、山口県内の自治体の清掃工場から発生する焼却灰を受け入れている。
主灰は金属くずなどの異物除去、飛灰はハーゲンマイヤー炉での加熱を経てスラリー化し、フィルタープレスで脱水・洗浄。塩素濃度をセメント工場での受け入れ基準以下に加工してからセメント原料として活用する。飛灰を加熱炉で前処理することによりダイオキシン類除去を確実に行えるようにした。同社では年間5万トンを受け入れられる体制を整えている。
山口県は1997年5月、「山口県ごみ処理広域対策協議会」を設置。協議を進めるなかで、県下の焼却施設から出る焼却灰の広域処理が課題として浮かび上がってきた。翌年には産官学による「山ロゼロエミッション推進協議会技術検討部会」を設置し、検討を進めることになる。
トクヤマ、字部興産はこうした県の取り組みに協力して99年からの2年間、都市ごみ焼却灰のセメント原料化に関する実証実験を実施。安全性・経済性を確認したうえで、共同出資で山口エコテックを設立し、トクヤマ徳山製造所東工場内に、既存設備を活用した新工場を設置した。
2000年代から県内全域の都市ごみ焼却灰を対象とした事業を実施している例は珍しい。山口県では同施設稼働時点で県内リサイクル率が8%上昇するといった効果が見受けられた。同工場では以後、十数年にわたって清掃工場で発生する主灰、飛灰のセメント原料化に取り組み、ゼロエミッションの推進に尽力し続けている。
担当者は「自治体焼却灰リサイクルの受け皿を作り、実質的なセロエミッションを進めるのが自社の責任と感じている。今後も安定した処理体制の維持で、県内焼却灰のセメント原料化に取り組んでいきたい」と語っている。 |
関連URL |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
 |
 |
 |
|
|
 |
|