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| 報道年月日 |
2017/09/30 |
| 報道機関名 |
中国新聞 |
| 会員名 |
㈱ＡＯＩ |
| タイトル |
フルボ酸 独自に製品化 周東の建設施工業 土壤改良や化粧品に活用 |
| 報道記録の内容 |
岩国市周東町の建設施工業「AOI」(中村誠社長)が、土壌の活性化や化粧品などに活用できる希少な有機酸「フルボ酸」を、安定的に抽出する方法を確立し、製品化にも成功した。 (加田智之)
同社によると、土に含まれるフルボ酸は微生物の活性化に大きな効果がある。しかし、周囲の有機物の種類や抽出方法で組成や機能が違い、製品化しても品質の安定性などに問題があった。
そこで、植物由来の原料を発酵分解させ、フルボ酸を安定的に抽出する複数の方法を編みだし、品質の安定化につなげた。製造方法は特許申請中だ。
製品は、200～千倍に希釈して使用する水溶液の「地球の雫」(1リットル当たり2万円)。 土壞改善に効果があり、国内の有名ゴルフ場などで既に使われているという。フルボ酸はこのほか、添加物として化粧品や健康補助食品などにも応用ができる。
地球の雫とは別に、フルボ酸を高濃度で含む腐植物質「四季豊穣」(1キロ当たり300円) も製品化した。東日本大震災で自衛隊の拠点となっていたJヴィレッジ(福島県)の芝の張り替えの際などに使われている。
フルボ酸の研究者と出会ったことを契機に専門家を採用し、4年前から研究をスタート。県や日本政策金融公庫、山口銀行などの支援も得た。ベトナムなどでの土壊改良実験も始めており、中村社長(53)は「地球環境の改善に寄与したい」と話している。 |
| 関連URL |
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