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報道年月日 |
2017/11/23 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
中国高圧コンクリート工業(株) |
タイトル |
石炭灰生かし環境製品 中国高圧コンクリート工業 |
報道記録の内容 |
中国電力の子会社で、コンクリート電柱の製造や、ビル、工場など建物の基礎工事を手掛ける。最近は中電の石炭火力発電所から出る石炭灰をリサイクルし、水質浄化や緑化に使う製品に力を入れている。
海砂の代替材として納入先を広げているのがHiビーズだ。三隅発電所(浜田市)の石炭灰に水とセメントを混ぜ、直径最大4センチの粒に固める。海や河口の底にたまったヘドロにまくと、リンや硫化水素の溶出を抑えるとともに吸着し、浄化の効果があるという。
島根、鳥取両県をまたぐ中海では国土交書が水質を改善する事業に採用している。横浜市の河川ではヘドロから出る悪臭を消すため今月投入された。松蔭茂男社長(62)は「活用のエリアを全国に広げたい」と意欲をにじませる。
他にも石炭灰が溶けて固まった砂状のライトサンドは保水力が高く、東京の虎ノ門ヒルズの屋上緑化に土に混ぜて使われている。中電グループとして石炭灰を有効活用する事業を強化するため4月、中電から製造と営業、販売の移管を受けた。中電は電力自由化に伴う激しい競争の中でコスト削減を進めており、グループ各社は自ら稼ぐ「自立」を求められている。「本年度、石炭灰事業の売上高約10億円を達成し第3の柱にしたい」と松蔭社長。将来は倍増を狙う。
1969年、中電と日本コンクリート工業(東京)、木製品製造のザイエンス(広島市中区)が出資して設立。約200万本のコンクリート電柱を造ってきた。古い電柱に特殊な繊維を巻いて補強、延命させる措置や、電柱を砕いて路盤材などに再利用する事業にも取り組む。半世紀近く磨き上げた技術力で電力、通信インフラを支え続ける。(境信重)
≪会社概要≫本社は広島市中区小町。1969年設立。廿日市市にコンクリート電柱などを造る広島工場、三隅発電所(浜田市)にHiビーズを製造する三隅リサイクルセンターがある。従業員125人。2017年3月期の売上高は54億9600万円。 |
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