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報道記録
報道年月日 2009/10/07
報道機関名 中国新聞
会員名 中国電力
タイトル 次世代送電網研究に着手  太陽光発電の電力制御  中電・計器設置データ収集へ
報道記録の内容  中国電力は太陽光発電の増加に備え、次世代送電網「スマートグリッド」の研究を始める。太陽光発電は天候により発電量が変化し、現在の送電網では制御が難しくなる可能性があるため。太陽光発電が送電網に与える影響を調べるため、今月から中国地方29カ所に日射量計や気温計を順次設け、データを集める。

 中電は今月中旬から東広島、福山、三次市など18カ所に測定器を置き、1秒単位で日射量や気温を計測する。2010年度は11カ所追加し、11年度末まで調査する。うち6カ所では、太陽光パネルの傾斜面でも日射量などを測定し、短期、長期の出力変動を調べる。

■天候で変動
 太陽光発電は雲の動きなどで発電量が刻々と変わるため、原子力発電や火力発電に比べ電気の周波数を一定に保つのが難しいとされている。周波数が変動すると、工場で製品加工にムラが生じたり、家電製品の時刻表示がずれたりするなど社会活動に影響する可能性があるという。

 スマートグリッドが将来整備されると、太陽光発電の発電量や家庭やオフィスでの電力需要の変化に応じて、蓄電池から自動で電力を供給したり、火力発電所からの出力を高めたりして、効率的な発電が可能になる。

 現在、中国地方の太陽光発電の設置世帯は全体の1%程度と少なく、中電は「太陽光発電が送電網に与える影響はほとんどない」という。しかし太陽光発電がさらに増えると「現在の設備では対応できない可能性がある」としている。

 太陽光発電が送電網に与える影響については研究が進んでおらず、詳細なデータはほとんどないのが実情。中電は集めたデータを電気事業連合会(東京)に送り、電力各社が全国320カ所で測定したデータの一環として分析に生かす。

■国は開発費
 国はスマートグリッドの整備目標年次などを示していないが、地球温暖化対策で太陽光発電設備を設置する世帯は増えると見込まれている。中電は今後、家庭やオフィスの電気メーターに通信機器「スマートメーター」を置き、太陽光発電の発電量や電力需要の変化を素早く把握する研究を本格化させることも検討している。

 資源エネルギー庁は「温暖化対策と太陽光発電を積極的に導入するため、スマートグリッドの技術開発は重要」とし、10年度予算案に研究開発費などを盛り込む方針でいる。

※スマートグリッドとは
 効率的なエネルギー利用を可能にする情報通信機能を備えた送電網。「賢い送電網」を意味する。家庭やオフィスに、太陽光発電の発電量や電力需要を自動で測定する「スマートメーター」を設置し、余剰電力は蓄電池に蓄える。電力消費量が増えれば、電気が自動的に流れる仕組み。

 米国では、頻発する大規模停電に対応するため導入が検討されているのに対し、日本では、今後普及する太陽光や風力発電による電気の流れをコントロールすることに重点が置かれている。
 
関連URL

(1)中国電力HP(別ウィンドウ)

 
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