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| 報道年月日 |
2018/05/21 |
| 報道機関名 |
中国新聞 |
| 会員名 |
三新化学工業（株）平生工場 |
| タイトル |
三新化学工業 農薬製造に力 新プラント本格稼働 |
| 報道記録の内容 |
ゴム用薬品など製造の三新化学工業(柳井市)は、農薬分野を強化する。主力のゴム分野はタイヤなどゴムを多用する自動車業界の動向に左右されやすいため、多角化で安定経営を目指す。昨秋、約11億円を投じた農薬専用プラントを本格的に稼働させた。
新プラントは主力の平生工場(山口県平生町)内で、鉄骨4階建て延べ約千平方メートル。原料を混ぜる反応釜や製品と水分を分け遠心分離機を備え、土の中の雑菌を取り除く土壊消毒剤を専用に造る。事業費は、日本政策金融公庫広島支店(広島市中区)と山口銀行(下関市)の協調融資で調達した。
国内の農薬メーカーに供給する。消毒剤は特殊な原料を使うため競合が少なく、ゴム向けの薬品製造で培ったノウハウを生かす。
同社の2017年8月期の売上高は約55億円。自動車のタイヤに使うゴムの耐久性を高める薬品などゴム分野が7割を占める。農薬分野を成長させ、将来はゴム分野の比率を半分程度にしたい考え。同社は「事業の拡大とともに、環境の変化に強い企業体質を整える」としている。
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