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報道年月日 |
2018/06/02 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
長州産業(株) |
タイトル |
酒蔵買収し食品事業展開 長州産業 来年にも純米大吟醸 チョウザメとコラボ |
報道記録の内容 |
太陽光機器製造の長州産業(山口県山陽小野田市)は食品事業を立ち上げる。地元の酒蔵、児玉酒造(同下関市)を買収し、2019年末をめどに純米大吟醸酒の製造を始める。4月から美祢市でチョウザメの養殖も開始しており、将来はチョウザメ料理やキャビアの販売とあわせ、これらの食材を生かした飲食事業を展開する考えだ。
3月末に、後継者難で事業承継を検討していた児玉酒造の株式を取得して子会社化。社長は長州産業の岡本普社長が兼務した。社内に準備チームを立ち上げて酒造経験のある人材を4人採用し、現在は杜氏(とうじ)のリクルートを進めている。
下関市菊川にある児玉酒造は明治4年創業の老舗で、「長門菊川」などのブランドで日本酒を販売していた。酒蔵の設備は者朽化していたため、建物や醸造施設も一新する。完成後は1300平方メートル程度の規模になる見込み。総投資額は4億~5億円程度を見込む。
社名やブランドも変更する計画で、長州酒造などの候補がある。当初製造するのは純米大吟醸酒で、1ブランドでスタートする。「日本食に合う、高級な日本酒を目指したい」(岡本社長)としている。18年中にも試験醸造を始め、19年中の出荷開始を目指す。
同時に、チョウザメの養殖を始めている美祢市の別府弁天池も近いことから、菊川地区で飲食事業を始める計画も進めていく。「酒蔵を見学しながら、日本酒とチョウザメなどの料理が楽しめる空間」(同)を出店する構想だ。地域の活性化にもなるとして、下関市の協力も求めていく。
チョウザメは美祢市営の養鱒場(ようそんじょう)を借り受けて現在300尾余りを育てている。6月からは試験的に同市のセントラルパークゴルフ倶楽部でフライなどのチョウザメ料理をメニュー化するほか、近隣の飲食店で調理手法を検証していくという。キャビアの安定生産には7年程度を要するため、それまでに飲食事業の詳細を詰めたいとしている。
チョウザメ養殖は2年前から下関市で実験的に取り組み、現地でチョウザメ料理店を展開する計画だった。
しかし児玉酒造の話があってからは「どうせやるなら、日本食文化を総合的に提案できる食品事業として育てたい」という思いが強くなったという。将来は食品事業全体で数億円規模のスケールを目指す。
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