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報道年月日 |
2018/07/12 |
報道機関名 |
宇部日報 |
会員名 |
山口県産業技術センター |
タイトル |
世界初の八角断面開発 地元企業などが共同し医療用縫合針 安定性と操作性、普及を期待 |
報道記録の内容 |
宇部市際波のアルモウルド(杉野修二社長)、山陽小野田市石井手1丁目のジャパンファインスチール(長尾浩司社長、以下JFS)、県産業技術センターの3者は、千葉県の医療機器メーカー・河野製作所(河野淳一社長)と共同で、世界初の医療用八角断面縫合針「O c t a c u s(オクタクス)」を開発した。高度な技術が必要な内視鏡下手術などの低浸襲医療で、安定性と操作性を両立させた針として普及が期待される。
従来の縫合針の形状は円形、四角形の二つが一般的で、円形は操作性に、四角形は安定性に優れているが、両立は困難だった。直径0.26~0.60ミリの縫合針の材料となる高強度ステンレス鋼を八角形に加工する技術もこれまで存在していなかった。
研究は河野製作所が、医療機器メーカーと行政との交流商談会で出会ったJFSに加工技術開発を持ちかけて4年前からスタート。特殊ワイヤ生産で日本トップクラスのJFSは、2年間の基礎研究を経て新しい異形伸線加工技術を考え出した。
しかし、従来の加工機器では製造できないため、機械設計製造を行うアルモウルドに開発を依頼。同時に研究開発には多額の費用が掛かるため、産技センターに相談し、経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業に申請。2016年から2年間、補助金を受け事業化こぎつけた。
製品は13日まで和歌山県で開催中の日本冠動脈外科学会学術大会で展示し、8月から販売開始を予定している。将来的には、ロボットを使った手術での使用も視野に入れているという。
同センター企業支援部の松本佳昭副部長は「他社と差別化できる高い技術、加工機械を開発できた。製品の世界的な広がりはもちろん、技術の他分野への応用にもつながれば」と期待している。 |
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