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報道年月日 |
2018/09/27 |
報道機関名 |
読売新聞 |
会員名 |
長州産業(株) |
タイトル |
長州産業 酒造りに挑戦 存続危機の酒蔵を買収 |
報道記録の内容 |
太陽光発電パネルの製造などを手がける長州産業(山陽小野田市)が、異業種の酒造業に参入する。後継者難に悩む地元の老舗酒蔵を買収。全国的な県産の日本酒ブームを追い風に、同社が県内で養殖するチョウザメの料理とともに、新たな観光資源にしたい考えだ。
参入のきっかけは昨年8 月。岡本晋社長(47)がチョウザメの養殖に使う水探しで、下関市菊川町の児玉酒造を訪ねた。1871年(明治4年)創業の同酒造は、「長門菊川」などの銘柄で親しまれてきたが、高齢の社長に後継者がおらず、存続の危機にあった。これを知った岡本社長は、同酒造の事業継承の演討を社内に指示した。
日本酒の国内消費が伸び悩む中、輸出量は8年連続で増加している。「獺祭」が海外でも評判を呼ぶなどしている山口県産日本酒の2017酒造年度(17年7月~18年6月)の出荷量は、前酒造年度比11%増の8116キロ・リットル用と、全国で唯一11年連続のプラスだった。
長州産業は、地域活性化に貢献できる新事業として、16年度からチョウザメの養殖を手がけている。現在、下関と美祢両市内の3か所で計1200匹を育てており、高級食材「キャビア」や魚肉を使った料理の開発を計画中だ。
岡本社長は、チョウザメの養殖事業と酒造りを連動させれば、新たな和食文化の発信にもつながると判断。今年2月に児玉酒造の全株式を取得して子会社化し、社員7人のチームを発足させて準備を始めた。
今月、老朽化した酒蔵の解体作業に着手した。来年秋をめどに、新たな酒蔵と設備を整備し、純米大吟醸の醸造を始める予定。日本酒とチョウザメ料理が楽しめるレストランの併設も検討している。
同社新規事業室の後藤通俊さん(66)は「酒蔵の歴史を受け継ぎ、県産日本酒の人気も追い風にして、新たな山口の酒を造りたい」と話している。
県酒造組合によると、約50年前、県内に140ほどあった酒蔵は現在24か所にまでに減少。ただ、近年は大嶺酒造(美祢市)、阿武の鶴酒造(阿武町)といった一時休止していた蔵が再開して人気を集め、県産酒の躍進に一役買っている。同組合の山縣俊郎会長は「蔵の復活や新規参入といった動きが次々と出てくるのは、全国的にも珍しい。県内の酒造業界のさらなる活性化につながる」と期待を寄せている。 |
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