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報道年月日 |
2020/09/29 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
トクヤマ |
タイトル |
トクヤマ、台湾に合併会社 22年操業へ 半導体製造向け洗浄液 |
報道記録の内容 |
周南市の総合化学メーカー、トクヤマは、半導体の製造過程で洗浄液として使われる高純度薬品を手掛ける子会社を10月下旬に台湾に設立する。デジタル化の加速で需要増が見込まれる先端の半導体市場を見据え、競争力を一層強化する。
現地の総合化学メーカーと50%ずつを出資する合併会社で、台湾南部の高雄市に本社を置く。資本金は10億台湾ドル(約36億円)。
合併会社が同市に新工場を建設し、2022年に操業を始める予定。
トクヤマは徳山製造所(周南市)で高純度薬品のイソプロピルアルコール(IPA)を生産しており、台湾向けには別の現地子会社を通じてさらに高品質化して出荷している。台湾では半導体の受託製造の世界最大手などがあり、トクヤマによると、洗浄液の需要が高まっているという。今回の設立により、台湾で原料のプロピレンからの一貫生産体制を整備する。
半導体関連製品はトクヤマの主力商品の一つ。広報・IRグループはスマートフォンなどで使われる第5世代(5G)移動通信システムなどデジタル技術の進展を踏まえ、「半導体市場は今後中長期的に拡大が見込まれる。合併会社設立により、台湾の顧客ニーズに即応する生産・供給体制を整備したい」としている。 |
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