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報道年月日 |
2020/11/07 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
安原環境テクノロジー |
タイトル |
廃水処理装置開発で大臣賞 |
報道記録の内容 |
柳井市南浜の安原環境テクノロジーが滝つぼの原理を応用して廃水を浄化する世界初の技術を用いた装置の開発で、公益社団法人発明協会の中国地方発明表彰で最高賞の文部大臣賞を受賞した。安原隆浩社長(51)が6日、井原健太郎市長に報告した。
受賞したのは、重力式酸素溶解装置「ディーオーマックスフォールズ」。縦約26センチ、横約19センチ、高さ約46センチの大きさ。3層構造で廃水を乱流させて酸素を多く溶解し、微生物の動きを活性化させて分解を促して排出する。特許取得済みで、汚れ具合によるものの、強制的に空気を送り込む電気式の「ばっ気」装置に比べて60~90%のコスト削減が可能という。
安原社長は1日最大10トン程度の処理能力がある装置を市役所に持参し、電気を使わずに滝つぼの水が空気を含んで浄化される仕組みを井原市長に説明した。
今後は1日に500~千トンの処理能力がある大型装置を開発する予定で、自治体の下水道処理施設や大規模工場のほか、北米市場などに環境負荷が大幅に低減できるエコ商品として売り込むという。安原社長は「当社の技術を生かした製品をより普及させ、低炭素社会の推進へ柳井から貢献したい」と意欲を示した。 |
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