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報道記録
報道年月日 2010/02/15
報道機関名 山口新聞
会員名 カンロ
タイトル 日本人好みの味実現 徹底管理で「安心感」守り抜く
報道記録の内容  「甘くて昔懐かしい味」「透き通った琥珀(琥珀)色」。
誕生から50年以上、子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛されているカンロ飴(あめ)。そのすべては光市小周防のカンロひかり工場で作られている。生まれも育ちも光市だ。

 1950年代前半、光市で宮本製菓(現・カンロ)を営んでいた故・宮本政一さんが「日本人が好む調味料を使って飴はできないか」と、日本古来の調味料、しょうゆを使った“新感覚の飴”の開発に着手した。課題は加熱した際の焦げ付きだった。何度も失敗を重ねたが、約2年かけてしょうゆメーカーと共同開発。加熱しても焦げない専用のしょうゆを完成させた。

 「しょうゆを使った飴というのは前例がない。どんな味になるのか分からないし、最初は不安だった」。当時製造に携わっていたカンロOBの西村竹男さん(72)=光市三井=は振り返る。それでも「まろやかでうまい」。出来上がった飴を食べて不安は消えた。「畑仕事をするときはカンロ飴をなめながら」と今でもお気に入りの一品だ。同じくOBの高村常雄さん(70)=光市室積=も「甘いものを食べる機会があまりなかった時代。味は格別だった」と話す。

 1955年「カンロ飴」として発売。テレビコマーシャルもない時代だったが、そのおいしさはすぐに口コミで広がり、一気に全国区の商品になった。配送を担当することもあった西村さんと高村さんは「売れ行きがすごかった。製造が間に合わず、工場前でトラックが待っていたこともあった」と語る。

 発売当初、他社が類似品を販売したこともあったが、カンロ飴の味に追随する商品は生まれなかったという。カンロ飴のヒットで60年、社名を「宮本製菓」から「カンロ」に変更。カンロ飴は名実ともに同社の看板商品になった。

 その後、製法と味は発売時と変わることなく受け継がれ、現在に至るまでロングセラーの商品となっている。ひかり工場の西村一之工場長は「お菓子の中でもこれだけ息の長い商品は珍しい。こういう商品をさらに大切に育てていきたい」と意気込む。

 そんな大ヒットの中でも、創業当時から品質管理は徹底していた。西村さんと高村さんは「宮本社長は工場の中の物品や原材料の管理にはとにかく厳しかった」。今ほど品質管理が取りざたされない時代だったが、工場内はいつも隅々まで管理が行き届いていたという。

 消費者調査によると、カンロ飴のイメージは「安心」「伝統」などの意見が多数を占める。西村工場長は「この品質管理が信頼につながっている。不安な世の中に安心感を与える商品」ととらえている。

 機械化も進んだ現在、カンロ飴はひかり工場の専用ラインで1日約150万個作られる。カンロ飴のほかにも、のど飴など年間で約40種の商品を製造している。この「のど飴」のジャンルを確立したのも同社だ。「のどを潤す」「のどに優しい」という切り口で開発。以降、ノンシュガーのど飴を開発するなど菓子業界に新たな概念を誕生させてきた。

 2012年、カンロは創業100年を迎える。西村工場長は「積極的に商品を開発して、新しいタイプのキャンディーを消費者の皆さんに届けたい」。節目の年を前に気持ちを新たにしている。
関連URL

(1)カンロHP(別ウィンドウ)

 
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