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                | 報道年月日 | 
                2021/04/27 | 
               
               
                | 報道機関名 | 
                日本経済新聞 | 
               
               
                | 会員名 | 
                日本製紙(株) | 
               
               
                | タイトル | 
                レアメタル不要蓄電池 新素材CNF日本製紙が開発着手 | 
               
               
                | 報道記録の内容 | 
                日本製紙は世界的に需要が逼迫するレアメタルを使わない高性能蓄電池の開発に乗り出す。木質材料を使い、容量は現在主流のリチウムイオン電池の約2・5倍となる。まずは再生可能エネルギー向けの蓄電池を目指し、将来は電気自動車(EV)での採用も狙う。実現すれば脱炭素に欠かせない高性能蓄電池の安定生産につながる 
EVが採用するリチウムイオン電池や太陽光発電所に使う蓄電池は、コバルトやリチウムなどのレアメタルや鉛などを使う。レアメタルは埋蔵地や生産地が限られるうえ需要が急増している。2021年2月にコバルトの価格は約2年1カ月ぶりの高値を付けた。 
日本製紙は木の繊維をナノ(ナノは10億分の1)メートル単位にまでほぐした「セルロースナノファイバー(CNF)」を使い、東北大学と共同で開発する。CNFを使った電池は世界で初めてだ。 
CNFを積層し、大量の電気をためられるようにする。原理は一部のEVなどで使う、大量の電気を貯蔵できる蓄電装置(キャパシタ―)と同じだ。急速充放電ができ、電解液も使わないため耐熱性も高まるという。レアメタルが不要で、量産した際の製造コストはリチウムイオン電池よりも抑えられる見通しだ。 
蓄電性能を示す重量エネルギー密度は、リチウムイオン電池の約2・5倍となる1キログラムあたり500ワット時を目指す。25年にも提案営業を始める。まずは太陽光発電パネルの裏に設置できる大きさ、横1メートル、幅1・6メートル、厚さ1・3ミリメートル、3・2キログラムの製品を開発する。 
CNFは紙原料のパルプからつくる。日本製紙はCNFが金属イオンや金属ナノ粒子を多く吸着できる点をいかし、大人用紙おむつを15年に発売した。CNFを年500トン生産できる世界最大級の設備を石巻工場(宮城県石巻市)で17年に稼働した。 
各国政府は温暖化対策でガソリン車の販売規制に乗り出しており、EVなどの生産台数は増える見通しだ。富士経済は自動車用電池だけでも市場規模は35年に19兆7000億円強と19年の7・4倍になると予測する。 
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