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報道年月日 |
2021/06/21 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
アースクリエイティブ |
タイトル |
加熱基準対応へ飼料化設備を改造 品質や安全面を重要視 アースクリエイティブ |
報道記録の内容 |
食品リサイクル事業等を手掛けるアースクリエイティブ(山口県宇部市、栗原和実社長、電話0836・41・0377)は3月、飼料化施設「きららエコフィード(同市)」の設備を新たな飼料加熱基準(攪拌しながら90度以上で60分以上など)に対応する形で改造した。事業費は約7900万円。真空ポンプや蒸気弁など、温度制御に関わる部分を中心に機械を変更した。今後も品質の良さを強みに顧客への安定供給を進める考えだ。
同社は1963年に創業。食品廃棄物や廃プラのリサイクル事業の他、浄化槽清掃や収集運搬など幅広く事業を展開。山口県宇部市を代表する環境企業として地域社会に貢献してきた。
飼料化施設は2006年に創業開始した。処理能力は日量24.1トン。特長は、減量の栄養成分を壊さない「減圧乾燥システム」を採用している点だ。ほぼ真空状態の中で乾燥処理し、タンパク質や脂質の変質を抑えて栄養価の高い飼料に仕上げられる。また、製品成分の調整を行う仕上げ工程の組み込みや、乾燥工程前後には異物除去装置を導入するなど、品質や安全面に最大限配慮した製造を行っている。
今回改造したのは、▷ボイラー▷熱交換器▷クーリングタワー▷循環水ポンプ▷真空ポンプ▷真空・蒸気弁制御機器(温度制御)▷制御プログラム(温度ログ、保持時間の記録による加熱温度監視プログラム)となっている。乾燥条件を90度C60分、95度C19分などと設定し、温度を常時測定。確実に条件を満たしているか確認し、必要に応じてデジタルデータや紙ベースで情報共有できる体制を整えた。
現在は、県内全域の食品工場や学校、レストラン、スーパー、コンビニ等からの食品残さや賞味期限切れ商品などを月量約200トン受け入れている。これらを基にエコフィード「きららミール」を月間約50~60トン製造し、主に飼料メーカーに供給。原料の確保では、農林水産大臣の確認制度に対応して食品工場から出たハム・ソーセージなども受け入れるといった工夫を重ねている。
同社の中島浩専務は「飼料は、豚にとって栄養の吸収率がよいと好評をいただいている。加熱基準の変更で業界各社が対応を進める中、当社も今回の設備改造を機に、さらに安全・品質管理を徹底していく。これまで検討してきたバイオガスやバイオディーゼル燃料製造などの事業展開も状況を見極めつつ進めていきたい。食品リサイクルにとどまらず、多角的に事業を模索して新たな挑戦を続けていく」と話した。
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