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報道年月日 |
2021/08/03 |
報道機関名 |
山口新聞 |
会員名 |
日本製紙 |
タイトル |
ストローなしで給食牛乳飲める プラ削減へ新パック広がる |
報道記録の内容 |
ストローなしで直接飲めるように工夫した学校給食牛乳の新しい紙パックの採用が広がってきた。屋根状に折り畳まれた容器上部を手で開けやすい構造に変更。開発した日本製紙はプラスチックの使用量が削減できるとアピールしている。
給食用牛乳パックの容量は200ミリリットル前後で、家庭用の500ミリリットルや1リットルのパックに比べ小さい。家庭用のように上部を開くのではなく、上部にストローを刺して飲むのが一般的だ。
日本製紙はストローなしパックの屋根状部分の側面に指を入れておし、わずかな力で開封できるようにした。小中学生でも開口部を飲み口にしてスムーズに飲める。
高知県で1月に初めて導入。北九州市と鹿児島県の小中学校や特別学校で採用が決まり、数十の地方自治体や乳業メーカーからも引き合いがある。北九州市では10月に試験的に開始し、来年4月には約200校でストローなしに変わる。鹿児島県南部の薩摩半島地区の約220校では今秋から順次採用される。
日本製紙は給食用牛乳パックで50%程度のシェアを持つ。ストローなしパックの拡大を見据え、子会社が茨城県石岡市と兵庫県三木市の向上に加えて茨城県五霞町でも来年2月から生産する。
ストロー1本の重さを0.5グラムとすると、北九州市で年約7トン、薩摩半島地区で約4トンのプラスチック使用量をそれぞれ減らせる。給食用牛乳は全国で年約14億個消費されており、全てをストローなしパックに置き換えた場合には約700トンの削減が可能。日本製紙の担当者は「牛乳パックが環境教育の材料になれば」と話している。
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