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報道年月日 |
2021/08/11 |
報道機関名 |
日本経済新聞 |
会員名 |
ENEOS |
タイトル |
三菱商事と千代田化工 ENEOSに輸入水素供給 |
報道記録の内容 |
三菱商事や千代田化工建設などは10日、ブルネイで製造する水素を、ENEOSに供給すると発表した。ENEOSは製油所で石油精製などに水素を活用し、二酸化炭素の排出を抑える実証実験に使う。すでにブルネイ・日本間を国際輸送する実証を終えており、安定した状態で水素を運ぶ技術の商用化を目指す。
三菱商事と千代田化工、三井物産、日本郵船の4社でつくる「次世代技術研究組合(AHEAD)」が供給する。ブルネイで調達した水素を現地で化学物質のトルエンと反応させ、常温・常圧でも安定した状態の液体に変換して運搬しやすくする。
時期や供給量は今後具体的に検討するが、タンカーによる大量輸送を想定する。トルエンと反応させた液体の状態でENEOSに供給し、同社の川崎市の製油所で再び水素を分離する。水素は石油精製の脱硫工程や発電に使う。
AHEADが手掛ける水素供給網は、輸送や貯蔵に既存の石油タンクやタンカーが使える利点がある。2020年の実証実験で技術的な検証を終えた。
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