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報道年月日 |
2021/07/26 |
報道機関名 |
循環経済新聞 |
会員名 |
トクヤマ |
タイトル |
トクヤマ/トクヤマ・チヨダジプサム 石膏ボードのリサイクル技術 第20回GSC環境大臣賞受賞 |
報道記録の内容 |
トクヤマとトクヤマ・チヨダジプサム(三重県川越町、以下TCG)は、(公社)新化学技術推進協会グリーン・サスティナブルケミストリーネットワーク会議による第20回グリーン・サスティナブルケミストリー賞(GSC賞)の環境大臣賞として、両社による「石膏ボードのリサイクル技術の開発」が選定され、共同受賞したことを明らかにした。
本技術は、「ボードtoボードの完全リサイクル」を世界で初めて実現したもので、廃石膏粉の大型結晶化技術と連続運転プロセスの開発により、再生石膏100%の石膏ボードの製造を可能とした。同社グループは、2013年よりTCGの本社工場でリサイクル事業を開始、16年に千葉県に関東工場を新設し、19年度には両工場合計で年間8万トンの処理を達成した。TCG再生された石膏は、チヨダウーテ(三重県川越町)において、石膏ボードの原料として使用されている。
GSC賞は、人と環境にやさしく、持続可能な社会の発展を支える化学の推進に貢献する優れた業績を掲げた個人や団体を表彰する。本技術は、空隙が多いためにスラリー化が難しいとされていた廃石膏粉の課題を、研究開発により解決し、連続運転プロセスも確立、事業として成立させたことにより、総合的な環境負荷低減に著しく貢献した業績として高く評価された。
石膏ボードは、リフォームや解体により排出量が年々増加しており、最終処分場ひっ迫の一因ともされている。同社グループは本受賞を誇りとし、このリサイクル事業を通じて、循環型社会の構築に貢献していくとしている。
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