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報道年月日 |
2021/08/13 |
報道機関名 |
宇部日報 |
会員名 |
宇部興産 |
タイトル |
興産からUBEへ -泉原社長に聞く- ② |
報道記録の内容 |
-地球環境問題への取り組みは、宇部市民にとって改めて宇部興産を見詰め直すいい機会になると思う。これまでCO2(二酸化炭素)を排出する会社だから地球環境問題については言いづらさもあったと思うが、興産自体が方向性を示した。宇部のまちも共生社会、SDGs(持続可能な開発目標)を打ち出している。ならば地域との関連性が深まっていく機会になるのではないか。
泉原社長 宇部市・市民・当社との関係は常にそうだったのではないか。降下ばいじん問題では、産官学民が一体となった「宇部方式」で解決に取り組み、全国的に画期的な先鞭をつけた。
地球環境問題においても自ら変わり、市民にも受け入れてもらう。今の世の中、CO2をどんどん排出する産業で雇用を保つことを望まれてはいないと思う。CO2の排出量収支を実質ゼロにするカーボンニュートラルが地球全体で進められ、現実的な経済とのバランスの中で、事業構造自体を考えていかねばならない。既にこれまで省エネ努力やプロセスの改善、再生可能エネルギーの最大限の活用など地道な活動を行ってきた。
CO2以外にも、さまざまな環境問題、有害物質・汚染につながるものや生産工場のトラブル発生時の外部露出防止のセーフティーネット(安全網)を設けてきた。もう一段やるとなると、事業自体を変えていかねば。一方で伸ばす事業はしっかり伸ばし、固定費の部分を吸収しながら、経営を成り立たせるのが大事だと思う。
-宇部が興産の企業城下町と言われるのには抵抗がある。地域と企業は常に共鳴し合う共存共栄の関係を理念としてきたからだ。そうした中で先進的にカーボンニュートラルに取り組むなど、新社名のUBEが市民にとって、もっと自慢の企業になってほしい。雇用や経済面だけでなく、市民のプライドを盛り上げてくれる、方向転換の一つとしての名称変更になるよう期待したい。
泉原社長 皆さんが企業を見る場合には、決して業績や規模だけでなく、どんな形で社会貢献しようとしているかなど志をしっかり見ている。そんな中で誇りに思える企業、宇部の方々に「これがわれわれのまちの企業」と言ってもらえるようになりたい。
株主総会で「宇部興産」が「夢興産」に聞こえる、夢の持てる会社であり続けてほしいとの応援メッセージを頂いた。社会構造の変革やカーボンニュートラルの実現に向けて、オールドエコノミー的な古い産業に携わってきたものが、自分たちでどんどん変わっていき、新しい方向を目指す姿を見せることが大事。
われわれ自身が変わることで、社会に対してソリューション(解決策)を提示し、世の中も変えていかねば。社会に対するソリューションプロバイダー的な役割を、化学を中心とする事業や技術的な取り組みで大いに果たしていけるのではと思っている。
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