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報道年月日	2010/05/20
報道機関名	山口新聞
会員名	宇部興産
タイトル	宇部興産　三つの挑戦打ち出す
報道記録の内容	宇部興産（竹下道夫社長）は１８日、２０１０年度から１２年度までの新中期経営計画「ステージアップ２０１２」を発表した。　基本方針は持続的成長を可能にする収益基盤の確立、財務構造改革の継続、地球環境問題への対応と貢献とし、０７年度〜０９年度の中期経営計画と比べて大きな変化はないが、新たに三つの挑戦を打ち出した。　そのうち「成長への挑戦」は成長戦略事業、特に医薬、電池材料、ファインケミカル、ポリイミドチェーンをけん引役とし、グループを成長軌道に乗せたい考え。「パラダイムシフトへの挑戦」は「新興国」と「環境」を強く意識して経営を取り巻く枠組みの変化に対処する。「前中計数値目標への再度の挑戦」は、損益面では「営業利益５３０億円」の早期実現への再挑戦と、さらに高いターゲットに向けた基盤づくり、財務構造では財務の安定をはかる指標「ネットＤ／Ｅレシオ」の１未満にあらためて挑む。最終年の１２年度の数値目標は売上高６７００億円（０９年度５４９５億円）、営業利益５３０億円（同２７５億円）、事業利益５５０億円（同２９３億円）などとした。　県内では宇部工場のセパレーター、セラミックスの増産設備や伊佐セメント工場（美祢市）の下水汚泥乾燥設備などの設備投資も今期中に完工させる。　竹下社長は「当社は技術力を生かし、特長が出せる分野が多い。今の強みの事業をいかに着実に伸ばしていくか。中期経営計画で出した数字は、着実に伸ばしていくという意味での数字。各部署には１２年までの数字は達成すべきレベルだと言っているし、１５年度はこの３カ年をやっていく上でもう一つ先のターゲット（営業利益７００億円、売上高営業利益率、総資産事業利益率各８％）ととらえている」と話した。
関連URL	(1)宇部興産ＨＰ(別ウィンドウ) (2)山口新聞ＨＰ(別ウィンドウ)

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