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報道年月日 |
2021/09/14 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
戸田工業 |
タイトル |
戸田工業がCO2回収実験 小野田事業所で開始 小規模設備向け視野 |
報道記録の内容 |
化学素材メーカーの戸田工業は13日、ナトリウムと鉄、酸素が層状に重なる化合物を使い、二酸化炭素(CO2)を回収する実験を小野田事業所で始めたと発表した。普及しているCO2回収技術よりも低コストなのが特徴で、小規模設備でも使える可能性があるとして実用化を目指す。
酸化鉄の合成技術を応用して2018年から生産する「ナトリウムフェライト」を使う。排ガスなどに含まれるCO2をナトリウムの部分でいったん吸着。約100度に加熱して分離、回収する。ナトリウムフェライトは分離後に再利用できるという。
石炭火力発電所や製鉄所のCO2回収は、排ガスを特定の溶液に接触させる方法が普及している。しかし溶液は空気に触れると劣化し、独特の臭いへの対策も必要で、コストや設置場所が大きくなる傾向がある。ナトリウムフェライトはこうした弱点が少なく、中小規模の工場やごみ焼却場などで使いやすいという。回収時に必要なエネルギーが3分の1程度にできる可能性があるとする。
戸田工業は24年度までに、小野田事業所にCO2の分離回収、利用の体制をつくる。回収したCO2は、農業用資材の原料にする。回収効率の良いナトリウムフェライトの形状も見極める。「他社の施設でも使える製品を開発し世界で進むCO2排出削減の動きに貢献したい」としている。
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