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報道記録
報道年月日 2007/06/18
報道機関名 山口経済新聞
会員名 田村建材
タイトル 新卒スタッフの感性と機動力にかける 不動産屋の新しいカタチ
報道記録の内容 【ビジネス特集】
新卒スタッフの感性と機動力にかける
不動産屋の新しいカタチ

 山口・黒川の県道沿いに5月1日、ショールームらしき一軒の店舗が開店した。ウッドデッキで迎えるエントランス、大きなガラス窓からは小じゃれた店内の様子がうかがえ、ともすればカフェのようにも見てとれる。この建物の正体、中古物件や土地を主に扱う「ハウスドゥ!山口平川店」は、ちょっとこの辺りにはない特徴的な不動産店舗。スタッフは今春の新卒者ばかり、物件は無人の情報パネルで自由に探せ、フリードリンクも注文できる、という変わり種だ。環境ビジネスに取り組む田村建材(本社=長門市)が立ち上げたこの新部門は、不動産分野から何を発信しようとしているのだろうか。現場を取り仕切る河村英治店長(29)に話を聞いた。

■新卒社員が自社店舗をプロデュース

 ハウスドゥの建物は、もともと同社所有の空き物件を改築したもの。店舗づくりには、今春採用の新卒社員4人が内定時から携わり、壁色からドアのデザインまで、細部にわたって提案・企画した。若者の感性が息づいた開放的な店内は、ステンドグラスがポイントに使われていたり、壁にわざと塗りムラがあったりと、こだわり感のあるおしゃれな雰囲気。一方、ドアで遮られた店舗奥の事務所部分は、自分たちの手で壁を塗り、床を補強し、解体処理で出た備品をうまく再利用してと、100%リユース&手づくりで仕上げている。新規に立ち上げる不動産店舗を完成させることが、彼らに課せられた初めての任務だった。「実は、当社が新卒者を採用したのは初めてのこと。新規参入の不動産部門に関しては、会社としても経験値が足りませんし、新しい手法や若者の機動力を取り入れることで、そのマイナス部分をカバーできればと考えました。また、当社はこれまで『環境』を切り口に事業を展開・拡大してきましたが、その取り組みに共感し、当社を志してくれる若い力で、グループ会社も含め社全体を活性化させる狙いもありました。新規事業のスタートに立ち会ったことで、彼らもよりモチベーションを高めてくれたようです」

■勝負所は情報量の多さとスピーディーな対応

 「正直なところ、長年不動産業を営んでこられた方に比べれば、知識も経験も劣ります。ですがその分、足で情報を稼いだり、物件の最新情報をポスティングして回ったりと、体力にものを言わせてがんばっています。市内の中古住宅・マンション、土地の情報量では地域ナンバーワンと言われるのが当面の目標」と語る河村店長。現在でも、土地、新築戸建て・マンション、中古戸建て・マンションの物件情報は、トータル400件弱。情報量が多ければ多いほど選択肢も増え、お客にメリットをもたらすという姿勢だ。また、新規物件が出ると、すぐさま顧客に情報を流すとともに、チラシを作成してポスティング。いち早く情報を届けるなら走った方が早いという機動力は、若いからこそ成せる技といえる。「スタッフはまだまだ経験が浅く、逆にお客様に教えていただく場面もありますが、乾いたスポンジのようにどんどんノウハウを吸収してくれています」

■気遣い無用の自由なオープンスペース

 物件情報はすべて「無人パネル展示場」なる棚に地域別、物件種類別に納められており、営業時間内ならいつでも誰でも自由に訪れて、好きなだけ情報を探せる。こちらからスタッフに声をかけない限り、紹介などの売り込みは一切行われない。街角情報ボックス、イメージとしてはそんな感じだ。テーブルにはフリードリンクのメニューも置かれていて、飲み物の注文が可能。子どもを遊ばせるスペースもあるので、家族連れでも気兼ねがない。また、相談ごとなどは、空間の区切られた応接室で個別に対応してもらえる。「新しいスタイルなので、当初はうまく受け入れてもらえるかと心配もしましたが、買い物帰りになど、案外皆さんが気軽に寄ってくださるので安心しました。とにかく敷居を低くして、広く情報提供したいと思っていましたから。喫茶店感覚で気軽にお使いください」

■環境問題がすべてのビジネスの柱

 親会社の田村建材にとって、不動産部門の立ち上げは欠かせないものだった。「地球環境に優しい環境づくり」をコンセプトに据える同社では、建材販売、仮設資材レンタル、環境事業、住宅リフォームの4事業を展開しているが、これらはすべて一つの循環を生み出すのに欠かせない要素。建材が売れるのは、建物の新築や改築、修繕などの時(=建材販売、住宅リフォーム)→建物の工事や塗装には足場が必要になる(=仮設資材レンタル)→建設現場では解体などに伴って産業廃棄物が発生するので、それを適正に処理する中間処理施設と最終処分場が必要(=環境事業)という具合だ。そして不動産事業は、このサイクルの出発点。つまり、建物と土台の土地を提供する役割にあたる。また、特に中古物件に重点を置いているのは、優れた建材と技術で建物の価値を復活させ、20年でも30年でも長く住めるようにすることで、廃材を抑えながら環境を守ろうという思いから。「当社の専務は阪神淡路大震災の惨事を目の当たりにし、コンクリートなどの産業廃棄物を処理する環境部門を立ち上げました。以来、地球環境を大切に考えたビジネスに着目し、事業展開を図っています。不動産部門としては、リノベーション(住宅の再生・改善)に積極的に取り組んでいくつもりです」と河村店長は語る。若さという何にも代え難い財産を見方に、不動産事業が今後、それぞれの事業とどのように噛み合っていくのか。田村建材の環境トータルビジネスの実現が待ち遠しい。

関連URL

(1)山口経済新聞HP(別ウィンドウ)

(2)田村建材株式会社(別ウィンドウ)

(3)ハウスドウ!(別ウィンドウ)

 
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