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報道年月日 |
2021/11/07 |
報道機関名 |
中国新聞、朝日新聞 |
会員名 |
周南市、トクヤマ |
タイトル |
水素旅客船お披露目 市民が客室など見学 |
報道記録の内容 |
【11月7日中国新聞】
燃やしても二酸化炭素を出さず、脱炭素社会に向けた次世代エネルギーとして期待される水素を紹介する催しが6日、周南市のJR徳山駅前や徳山港であった。総合化学メーカーのトクヤマが実証実験する世界初の水素燃料旅客船が市民に初めて公開された。
旅客船は「ハイドロびんご」(19トン)。同社徳山製造所でカセイソーダ製造時に発生する水素と軽油を混ぜて燃焼させて動く。親子連れたちが、徳山港に係留された全長18.6メートルのアルミ合金製の船に乗り込み、80人乗りの客室や展望デッキを見て回った。
同市徳山の市職員白木一人さんは「環境に配慮した旅客船が普及することは、脱炭素社会実現には不可欠だ」と話していた。
トヨタ自動車製の水素燃料電池バスが県内で初登場し、市民たちを乗せて市内を回った。徳山駅かいわいでは、水素を燃料としたミニ機関車が走り、関連パネル展示もあった。
トクヤマや液化水素などを製造する岩谷産業、市でつくる実行委員会が主催。オープニングイベントでトクヤマの横田浩社長が「水素がより身近なエネルギーということを知ってほしい」と訴えた。
【11月11日朝日新聞】
燃やしても二酸化炭素を出さない「究極のクリーンエネルギー」と言われる水素を身近に体験できる「水素ワクワクみらい博」が6日、周南市の徳山駅周辺であった。水素を使って走る車や船が登場。ミニ水素ロケットの発射実験や、水素で走るミニSL乗車体験、水素が入った酒の販売もあった。
水素を使う船は、地元の総合化学メーカー・トクヤマが、カセイソーダ製造時に発生する水素を活用して走行実験に取り組む乗客80人乗りの旅客船「ハイドロびんご」(総トン数19トン)。水素と軽油を一緒に燃やすエンジンを搭載している。水素の酒は、地元の酒蔵「はつもみぢ」が造った「水素晒」。トクヤマの技術協力で実現した。
催しは、トクヤマや周南市で水素ステーションを運営する岩谷産業、市などでつくる実行委員会の主催。開幕式典で、トクヤマの横田浩社長は「水素は炭素循環社会構築のキーとして注目されている。このイベントを通じて水素はすでに随分身近なものであると実感していただけるのではと考えています」と述べた。
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