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報道年月日 |
2021/11/20 |
報道機関名 |
中国新聞 |
会員名 |
宇部興産 |
タイトル |
燃料電池の高性能触媒開発 宇部興産など製造 |
報道記録の内容 |
宇部興産や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などは、エネルギー効率の良い「固体高分子型燃料電池」に使う高性能な触媒を開発した。触媒を作る際のコストも下げた。同型の燃料電池は、水素で走る燃料電池車や家庭用のコージェネレーション(熱電供給)システムに使われており「脱炭素社会の実現に貢献する」としている。
この燃料電池は正極に触媒として機能が高いプラチナを使い、エネルギーの変換ロスが小さく寿命も長いという特長がある。ただ、プラチナは高価なため、使用範囲を触媒の表面に限り、内部は別の金属で置き換える研究が進んでいる。
新たな触媒は宇部興産とNEDO、産業技術総合研究所、先端素材高速開発技術研究組合が共同開発した。触媒の表面をプラチナで覆うための薬剤を改良。触媒の構造も、プラチナに似たパラジウムの周囲を一層のプラチナの原子が殻のように包む形にした。従来の手法に比べ、研究室レベルでは10倍以上の効率で触媒を合成できるという。
従来は工程が複雑で大量生産できなかった。NEDOなどは2019年に効率よく合成できる手法を開発したが、触媒の性能に課題があった。
宇部興産は「プラチナの利用を抑えてコストが下がれば、燃料電池の普及がさらに進む。より高度な触媒の開発を進めたい」としている。
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