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報道記録
報道年月日 2007/08/03
報道機関名 山口新聞
会員名 下関三井化学
タイトル ストップ・ザ・地球温暖化(8) 下関三井化学
報道記録の内容 [山口新聞特集]ストップ・ザ・地球温暖化
やまぐちエコ市場の挑戦(No8 下関三井化学)

 重油から木材チップに バイオマスボイラー導入

 二酸化炭素など温室効果ガス排出の削減義務が来年1月からスタートするのを控え、バイオマス発電、エコ舗装、水素ロータリー車など地球温暖化防止につながる商品やシステムの開発、屋上緑化など企業内での省エネ・温暖化対策が活発化している。山口県が開設したリサイクル関連企業のウェブサイト「やまぐちエコ市場」に参加する企業を中心に、その取り組みを紹介する。

 主にリン酸を製造、販売する下関三井化学(下関市)で、精製リン酸などを生産する過程で濃縮する際などに欠かせないのが蒸気だ。この蒸気がなければ工場がストップする大事なエネルギー源。これまでは工場で使う蒸気は重油ボイラーで生産していたが、2005年から建築廃材などの木くず(木材チップ)を燃料にしたバイオマスボイラーで作られる蒸気の購入に踏み切った。

 同社は省エネ、環境対策の一環として重油に頼らないエネルギーを探すなか、自社で燃料を集めるのは困難−などの検討課題に直面し、エスコ事業を活用した別エネルギーの導入を目指した。

 エスコ事業は省エネの技術やノウハウを持つ企業が設備や技術、人材、資金などを提供して省エネ設備を設置。その設備で生産されるエネルギーを販売することで、顧客のエネルギー効率改善に寄与する事業形態で、省エネ実現の有効な手段として注目されている。

 同社は候補事業者のなかから「ボイラーの保守、点検の技術を持っている」(同社)と判断して、兵庫県尼崎市のボイラー製造を建設するタクマの関係会社で、エスコ事業を行うエナジーメイト(大阪市)との間で、木材チップを燃料として生産した蒸気を供給してもらうことで合意。04年に売買契約を結んだ。

 下関三井化学が敷地内の土地を貸し、エナジー社がボイラー設備を建設。燃料在庫を切らさないよう、木材チップ置き場も貸し出している。下関三井化学にとっては木材チップ調達に追われることなく、蒸気が容易に手に入り、高騰する重油燃料よりも安価で購入できるのもメリットだった。

 同社の土井清人常務取締役工場長は「重油を燃料として生産するよりも環境負荷が少なく、経済的」と導入の理由を語る。

 近隣の工場6社にも蒸気を提供。近隣を含めて年間必要量50万トンのうち、4割にあたる20万トンの蒸気を生産する能力を持つ。

 ただ、安定操業のため、木材チップだけに頼らず、引き続き重油ボイラーでも蒸気を生産。今年に入ってからはクリーンな天然ガスも部分的に導入し、重油一辺倒からの脱却を図っている。

【下関三井化学の会社概要】
 1922年創業後、日本初のアンモニア合成を本格スタート。60年からリン酸の生産を始める。2000年に三井化学から独立分社化。三井化学(東京都)100%出資の子会社。資本金は40億円。従業員は160人。下関市彦島迫町7−1−1。
関連URL

(1)山口新聞HP(別ウィンドウ)

(2)下関三井化学HP(別ウィンドウ)

 
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