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報道記録
報道年月日 2021/12/16
報道機関名 山口新聞
会員名 山口市
タイトル 粗大ごみ スマホで 山口市申し込みと支払い実証事業
報道記録の内容  山口市は、戸別収集している粗大ごみの申し込みと手数料の支払いをスマートフォンやパソコンで一括して行う実証事業を始めた。行政と民間企業が協力して行政課題を解決する県のデジタル化の取り組み「シビックテックチャレンジYAMAGUCHI」の一環。

 山口市ではこれまで粗大ごみの戸別収集に関して、電話で申し込みを受け付け、料金は市役所本庁舎や総合支所、地域交流センターの窓口で直接支払ってもらわなければならなかった。
 今回、京都市の自治体支援や地方創生事業などを手掛ける「G-Place」が専用のシステムを提供。インターネットを使い、予約から申し込みまでの作業がまとめて可能になった。12月から実証事業を始めており、15日までに29件の申し込みがあった。期間は来年1月末まで。
 山口市矢原の兼行剛士さんは、ベッドや本棚、ソファ、げた箱、布団など粗大ごみ10個を捨てるため新システムを利用。「家財道具を処理しようとしていた時にニュースで取り組みを知った。手続きは簡単だった。ネットで自分が動かずにやってもらえるのは非常にありがたいシステム。また機会があれば利用したい」と話した。同市では、新システムの活用を始めた12月1日から15日までの間、従来通りの電話申し込みが115件あった。市清掃事務所の與國信明主幹は「まだ新しいシステムの周知ができていない。手続きが便利なので多くの方に利用してもらえれば」と利用を呼び掛けている。
 県は、19市町からデジタル化によって解決できる可能性がある地域課題を募集。解決策を提案する企業や個人事業主を募り、実証事業として解決に乗り出す7課題を選定し、各市町で実証事業を進めている。

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