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報道記録
報道年月日 2021/12/17
報道機関名 日本経済新聞
会員名 アースクリエイティブ
タイトル 浄化槽保守点検、効率的に アースクリエイティブ
報道記録の内容  浄化槽管理などのアースクリエイティブは浄化槽の水の状態をウェブカメラの画像で確認し、槽内に空気を送る曝気を人工知能で自動制御するシステムを開発する。インドネシアのバリ島で浄化槽のメンテナンス業務を始めており、遠隔監視システムによる効率的な保守点検で受注拡大を目指す。

 浄化槽は下水道が整備されていない地域に設置し、生活排水を浄化して河川などに放流する。アースクリエイティブが新たに開発を始めたのは、浄化槽に流入する汚水の色などをパソコン画面で目視して確認できるウェブカメラだ。
 さらに槽内の微生物の働きを活発にする空気の送り込み(曝気)をAIによって自動制御するシステムも開発している。設置した施設の浄化槽に大量の汚水が流入する時間帯などを学習し、その時間に合わせてブロア(送風機)が稼働する仕組みを構築する。
 開発事業は経済産業省の2021年度の商業・サービス競争力強化連携支援事業(新連携支援事業)に採択された。開発にあたっては山口大学や山口県産業技術センター、地元企業などの協力を得る。
 浄化槽のメンテナンス業務は国内需要が縮小傾向なのに対し、インドネシアなど東南アジアでは浄化槽の設置が増えている。多くの観光客が訪ねるバリ島ではリゾートホテルなどが浄化槽を設置しているが「適切に管理できる技術者がほとんどいない」(アースクリエイティブの栗原和実社長)という。
 アースクリエイティブはバリ島でのメンテナンス事業展開を目指し国際協力機構((JICA)の中小企業海外展開支援制度などを利用して現地調査を実施。需要はあるが、交通渋滞が深刻な現地では定期的に現場に出向き保守点検する日本のやり方は非効率だと判断した。19年度から環境省と山口県の支援を受け、IoTセンサーによる遠隔監視システムの開発を始めた。
 IoTセンサーは槽内のpHや溶存酸素量を継続的に測定して無線で送信する仕組み。パソコンで数値をチェックして必要な場合にスタッフを現場に派遣する。システムは完成しており、今後は水質の数値チェックだけでなく、ウェブカメラでの目視とAIによる自動制御が可能な高機能システムの開発に取り組む。
 同社は19年10月に現地法人を設立し、メンテナンス先の受注活動に乗り出した。ただ新型コロナウイルス感染拡大の影響で営業を停止するホテルが相次ぎ、現時点の受注先はウダヤナ大学病院とホテル2軒の計3件にとどまる。「今は現地スタッフ7人の教育に力を入れている」(栗原社長)という。
 最近の感染者減少を受け、今後は高機能システムの開発と並行して営業活動を再開。数年かけて200件程度の受注を目指す。栗原社長は「IoTセンサーは基本サービスとしてすべての受注先に設置し、カメラとAI制御は環境意識が高く絶対に汚水を出したくない外資系ホテルなどに導入を働きかける」と話す。

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