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報道年月日	2010/06/18
報道機関名	山口新聞
会員名	木原製作所
タイトル	省エネ化実践　秋穂から　設備改善で光熱費抑制を
報道記録の内容	地域の“緑”を“省エネ化”につなげよう−。山口市秋穂東の省エネアドバイザー冨田安夫さん（64）が、省エネ企業づくりに取り組む近くの製造業、木原製作所（木原康博社長）で、省エネ診断をスタートさせた。同じ旧秋穂町内在住の両者による省エネ化に向けた実践が注目される。 ■省エネアドバイザーが企業診断　２月に東京で開かれた省エネ大賞の受賞イベントが両者の縁。冨田さんは経済産業省が主催する2009年度省エネ大賞の「人材部門」で経済産業大臣賞、木原製作所は優秀省エネルギー機器表彰で日刊工業新聞社賞をそれぞれ受賞。受賞イベントに出席した冨田さんが会場で秋穂の木原製作所の名前を見掛け、声を掛けた。　冨田さんは「まさかと思った。全国の企業が表彰されている中、小さな町の秋穂の企業が同じ分野で高い評価を受けたのは意義深い」と語る。木原社長（33）は「同郷で会社の近くに省エネ大賞を受賞された方がいるとは知らなかったので、とてもうれしかった。」と振り返る。交流が始まり、木原社長の依頼で今回の省エネ診断が実現した。　診断では、冨田さんは同社の電気料金請求表を見ただけで無駄を指摘したり、工場内を見学して回って光熱費の高いブースの設備改善を促すなど次々とアドバイス。「工場内に無駄がある。省エネ製品を作って大賞をもらった企業が自社の熱・エネルギー管理ができていないようでは駄目」と手厳しく、今後も診断を続ける。　初回の診断結果を受け、木原社長は、社内に目標実現の障害となる要素を取り除くための「省エネ実行チーム」を創設。「チームをつくることで社員全員に省エネ意識が芽生え、会社の効率運営にもつながる。年間光熱費の15％削減を目標に省エネ企業づくりを目指す」と意欲を見せる。　冨田さんは「木原製作所は昔から秋穂にある地元企業。今回の省エネ実践を機に、山口県全体の中小企業が省エネに対する意識を高めてもらえれば」と願っている。
関連URL	(1)木原製作所ＨＰ(別ウィンドウ)

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